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「異口同音」とは、多くの人がみな口をそろえて同じことを言う、多くの人の意見が一致するという意味の四字熟語

「異口同音」とは、多くの人がみな口をそろえて同じことを言う、多くの人の意見が一致するという意味の四字熟語です。

意味

  • 多くの人が同じことを言う
  • 多くの人の意見が一致する
  • 一致団結している

使い方

  • 皆、異口同音に彼のことを褒めた。
  • 今回の政策について、異口同音に批判の声が上がっている。
  • 彼らは、異口同音に戦争反対を訴えた。

例文:

  • 試験の結果発表後、学生たちは異口同音に喜びの声を上げた。
  • 会議では、参加者全員が異口同音に改革の必要性を訴えた。
  • 事件の真相が明らかになった後、人々は異口同音に犯人の処罰を求めた。

類義語:

  • 一致団結
  • 意見が一致する
  • 賛同する
  • 同意する
  • 符節を合わせる

対義語:

  • 意見が対立する
  • 反対意見
  • 不同意
  • バラバラ

補足:

  • 「異口同音」は、ポジティブな意味だけでなく、ネガティブな意味で使われる場合もあります。

参考URL:
異口同音(いくどうおん)とは? 意味・読み方・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書

「一事が万事」とは、ひとつのことを見れば、他のすべてのことが推測できるという意味のことわざ

「一事が万事」とは、ひとつのことを見れば、他のすべてのことが推測できるという意味のことわざです。

つまり、ある物事の一部分を見ただけで、その全体像や本質を理解することができるということです。

このことわざは、以下のような文脈で使われます。

  • 人の性格や能力を判断する場合

例えば、仕事に対して真面目に取り組んでいる人を見ると、その人は責任感があり、几帳面な性格なのだろうと推測することができます。

  • 物事の全体像を把握する場合

例えば、あるお店の商品がどれも高品質なのを見ると、そのお店の経営者は目が利き、センスが良いのだろうと推測することができます。

  • 物事の将来を予測する場合

例えば、ある国の経済が急成長しているを見ると、その国の将来は明るいだろうと推測することができます。

しかし、「一事が万事」ということわざは、あくまでも推測であり、必ずしも真実とは限りません。

物事の全体像を正しく理解するためには、複数の側面から情報を収集し、多角的に判断することが重要です。

例文

  • 彼のアパルトメントが散らかっているのを見ると、彼の性格もきっとだらしないのだろう。
  • 彼女の服装がいつもセンス良いのを見ると、彼女の仕事もきっとセンス良いのだろう。
  • チームが常に勝利しているのを見ると、そのチームの監督はきっと優秀なのだろう。

類義語

  • 以管窺豹(いかんきひょう)
  • 一葉知秋(いちようちしゅう)
  • 小事から大事を察する

反対語

  • 百聞は一見にしかず

まとめ

「一事が万事」ということわざは、物事の全体像を推測する際に役立つ考え方ですが、あくまでも推測であり、真実とは限りません。

物事の全体像を正しく理解するためには、複数の側面から情報を収集し、多角的に判断することが重要です。

参考URL:
一事が万事(いちじがばんじ)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「意に介さない(いにかいしない)」は、物事に関心を持たない、気にならないという意味

「意に介さない(いにかいしない)」は、物事に関心を持たない、気にならないという意味の四字熟語です。

「意」は、心や気持ちという意味、「介する」は、気にするという意味です。

つまり、「意に介さない」は、その物事が自分の心や気持ちに影響を与えないことを表しています。

「意に介さない」は、以下のような状況で使われます。

  • 批判や悪口を気にしない
    • 彼は、人の悪口を言われても意に介さない。
    • 彼女は、批判されても意に介さない。
  • 失敗を気にしない
    • 彼は、失敗しても意に介さない。
    • 彼女は、試験に落ちても意に介さない。
  • 他人の意見を気にしない
    • 彼は、自分の意見を貫き通す。
    • 彼女は、周囲の意見に流されない。

「意に介さない」は、強い意志を持っている人や、楽観的な性格の人によく使われます。

ただし、無関心や無責任と誤解される場合もあるので、状況に合わせて使うことが大切です。

類義語

  • 気にならない
  • 関心がない
  • どうでもいい
  • 平気だ
  • 大したことない

英語表現

  • Don't care
  • Not mind
  • Be indifferent to
  • Pay no attention to
  • Let it go

「意に介さない」は、日本語でよく使われる表現です。

参考URL:
「意に介さず(いにかいさず)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

「一を聞いて十を知る」は、物事の一端を聞いただけで全体を理解できるという意味のことわざ

「一を聞いて十を知る」は、物事の一端を聞いただけで全体を理解できるという意味のことわざです。賢明で察しのいいことのたとえとして使われます。

このことわざは、中国の古典籍である『論語』公冶長篇に由来します。この篇の中で、孔子は弟子である子貢に次のように問いかけます。

子貢曰く、賜や何ぞ敢えて回を望まん。回や、一を聞いて十を知る、賜や、一を聞いて以て二を知るのみ。

(子貢曰く、私はどうして顔回に及びましょうか。顔回は一を聞いて十を知り、私は一を聞いて二を知るだけです。)

この言葉から、「一を聞いて十を知る」という表現が生まれました。

使い方

「一を聞いて十を知る」のことわざは、以下のような場面で使われます。

  • 非常に賢明で理解が早い人を褒める
  • 物事の本質を素早く見抜く人の能力を表現する
  • 断片的な情報から全体像を推測する能力を称賛する

例文

  • 「彼女は一を聞いて十を知る天才だ。」 (Kanojo wa ichio kiite jū o shiru tensai da.) - 彼女は一を聞いて十を知る天才だ。
  • 「彼は一を聞いて十を知る洞察力を持っている。」 (Kare wa ichio kiite jū o shiru dōsatsu ryoku o motte iru.) - 彼は一を聞いて十を知る洞察力を持っている。
  • 「一を聞いて十を知るような彼の判断力には感服する。」 (Ichio kiite jū o shiru yōna kare no handanryoku ni wa kanshoku suru.) - 一を聞いて十を知るような彼の判断力には感服する。

類義語

  • 一を聞き二を悟る (ichi o kiki ni o satoru) - 一を聞いて二を知る
  • 耳が聡い (Mimi ga satoi) - 耳が利く
  • 目が高い (Me ga takai) - 目利き
  • 勘が鋭い (Kan ga surどい) - 勘が冴える

反対語

  • 一を聞き二を忘れる (ichi o kiki ni o wasureru) - 一を聞いて二を忘れる
  • 耳が遠い (Mimi ga tōi) - 耳が遠い
  • 目がない (Me ga nai) - 目利きでない
  • 勘が鈍い (Kan ga n鈍い) - 勘が冴えない

まとめ

「一を聞いて十を知る」は、物事の本質を素早く見抜く人の能力を称賛する際に使われる便利な日本語のことわざです。賢明で洞察力のある人を表現したいときに、ぜひこのことわざを使ってみてください。

参考URL:
一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「一矢報いる」は、劣勢にある者が、わずかながら反撃をすることを意味する慣用句

「一矢報いる」は、劣勢にある者が、わずかながら反撃をすることを意味する慣用句です。

語源

「一矢」は、一本の矢を表します。「報いる」は、仇を討つという意味です。

つまり、「一矢報いる」は、一本の矢で仇を討つという意味から、劣勢にある者が、わずかながら反撃をするという意味になったと考えられます。

意味

  • 劣勢にある者が、わずかながら反撃をする
  • 大勢には変えられないまでも、意地を見せる
  • 諦めずに最後まで戦う

使い方

  • チームは劣勢だったが、最後まで諦めずに一矢報いた。
  • 彼は、不本意な結果だったが、一矢報いてやろうと奮起した。
  • 小さな会社だったが、大企業相手に一矢報いた。

例文

9回裏、2点差で迎えた場面で、彼は見事なホームランを放ち、チームが一矢報いた。

この例文では、9回裏2点差という劣勢の中で、ホームランを放ってチームが一矢報いた様子が表現されています。

類似表現

  • 意地を見せる
  • 最後まで諦めない
  • 面子を守る
  • 負け惜しみ
  • 雪辱を果たす

対義語

  • 屈服する
  • 諦める
  • 投降する
  • 泣き寝入りする
  • 拱手傍観する

その他

「一矢報いる」という言葉は、スポーツや勝負などの場面でよく使われます。

しかし、日常生活でも、困難な状況に立ち向かう様子を表現するために使うことがあります。

「一矢報いる」という言葉を使うときは、状況に合わせて適切な意味を伝えることが大切です。

補足

「一矢報いる」という言葉は、必ずしも成功を意味するわけではありません。

たとえ負けても、最後まで諦めずに戦う姿勢を表現する言葉です。

この言葉を使うときは、状況の深刻さや登場人物の心情を考慮することが大切です。

参考URL:
一矢を報いる(イッシヲムクイル)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「痛し痒し(いたしかゆし)」は、二つの相反する要素が同時に存在し、どちらを選ぶべきか迷う状態を表す慣用句

「痛し痒し(いたしかゆし)」は、二つの相反する要素が同時に存在し、どちらを選ぶべきか迷う状態を表す慣用句です。漢字の通り、「かくと痛いし、かかないと痒い」というところから来ています。

具体的には、以下のような状況で使われます。

  • メリットとデメリットが両方あり、どちらを選ぶべきか決められない
  • 二つの選択肢があり、どちらも捨てがたい
  • ジレンマに陥っている

例えば、以下のような例が挙げられます。

  • 新しい仕事に就きたい気持ちと、今の安定した生活を手放したくない気持ちで、「痛し痒し」を感じている。
  • ダイエットしたい気持ちと、美味しいものが大好きでやめられない気持ちで、「痛し痒し」を感じている。
  • 結婚したい気持ちと、自由を捨てるのが怖い気持ちで、「痛し痒し」を感じている。

「痛し痒し」は、人間の複雑な心理状態を簡潔に表現した便利な慣用句です。日常会話の中で、ぜひ使ってみてください。

類義語

  • 板挟み(いたはさみ)
  • 進退窮まる(しんたいきゅうまる)
  • ジレンマ(じれんま)
  • 両刃の剣(りょうじんのけん)

英語表現

  • be on the horns of a dilemma
  • be between a rock and a hard place
  • have two minds about something

「痛し痒し」は、日本語ならではの奥深い表現です。状況に合わせて、適切な言葉を選んで使ってみましょう。

参考URL:
痛し痒し(いたしかゆし)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「一年の計は元旦にあり」とは、年の初めに計画を立てることが大切であるという意味の日本語のことわざ

「一年の計は元旦にあり」とは、年の初めに計画を立てることが大切であるという意味の日本語のことわざです。

由来

このことわざの由来は諸説ありますが、中国の故事「一日の計は鶏鳴にあり、一年の計は春にあり」が元になったとされています。

意味

「一年の計は元旦にあり」は、新年という新たな始まりに、一年の目標や計画をしっかりと立てることで、その後の行動を方向づけ、充実した一年を送ることができるという考え方です。

使い方

  • 年始に目標を立てたことをアピールしたいとき
  • 新しいことに挑戦したいとき
  • 今年こそは目標を達成したいとき

  • 今年こそはダイエットに成功したい!「一年の計は元旦にあり」ということで、早速ジムに入会した。
  • 会社の目標達成に向けて、チームで「一年の計は元旦にあり」のワークショップを開催した。
  • 彼は毎年元旦に家族と集まり、「一年の計」を話し合っている。

類義語

  • 初志貫徹
  • 虎の子
  • 瓜二つ
  • 血は争えない
  • 親譲りの悪癖
  • 鳶が鷹を生む

対義語

  • 親の仇
  • 異母兄弟
  • 血のつながりがない
  • 性格の不一致
  • 才能の差

現代社会への活かし方

「一年の計は元旦にあり」は、現代社会においても重要な考え方です。

  • 目まぐるしく変化する現代社会では、常に目標を意識し、計画的に行動することが大切です。
  • 年始だけでなく、定期的に目標を見直し、必要に応じて修正していくことも重要です。
  • 目標を達成するためには、具体的な行動計画を立て、実行していくことが大切です。

まとめ

「一年の計は元旦にあり」は、古くから伝わることわざですが、現代社会においても重要な考え方です。新年を新たなスタートとして、目標を立て、計画的に行動することで、充実した一年を送りましょう。

参考URL:
一年の計は元旦にあり(イチネンノケイハガンタンニアリ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「一服盛る」は、毒薬を調合する、または毒薬を飲ませるという意味を持つ慣用句

「一服盛る」は、毒薬を調合する、または毒薬を飲ませるという意味を持つ慣用句です。

「一服」は、薬を一包する量を意味します。

「盛る」は、薬を調合する、または薬を飲ませるという意味です。

つまり、「一服盛る」は、少量の毒薬を調合して、誰かに飲ませるという行為を表します。

時代劇や小説などで、悪役が主人公を暗殺しようと毒薬を盛るシーンなどに登場する表現です。

現代では、比喩表現として使われることが多く、誰かに意地悪をしたり、困らせたりするという意味で使われます。

例文

  • ライバル会社に一服盛って、失脚させようとした。
  • 上司が機嫌が悪いので、今日は一服盛られてしまったようだ。
  • 試験前に徹夜で勉強したら、頭がボーッとして一服盛られたような気分だ。

注意

「一服盛る」は、ネガティブな意味合いを持つ表現なので、使う場面には注意が必要です。

目上の人や親しい人に対して使うと、失礼にあたる可能性があります。

また、冗談のつもりで使っていても、相手によっては 真面目に受け取られてしまうこともあるので、注意が必要です。

類義語

  • 毒を盛る
  • 毒殺する
  • 謀殺する
  • 陥れる
  • 罠にはめる

英語表現

  • administer poison
  • assassinate
  • plot someone's murder
  • set someone up
  • frame someone

「一服盛る」は、時代劇や小説などでよく使われる表現ですが、現代では比喩表現として使われることが多いです。

参考URL:
一服盛る(いっぷくもる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「一翼を担う」は、大きな役割を果たすという意味

「一翼を担う」は、大きな役割を果たすという意味。以下、いくつかの例を挙げて説明します。

  1. 大きな役割を果たす
  • 全体の一部を担い、重要な役割を果たすという意味です。

    例: 「彼は、今回のプロジェクトの一翼を担った。」
    例: 「彼女たちは、地域の活性化の一翼を担っている。」

  1. 貢献する
  • 全体のために力を注ぎ、貢献するという意味です。

    例: 「ボランティア活動を通して、社会の一翼を担いたい。」
    例: 「家族の一員として、家事や育児の一翼を担っている。」

  1. 協力する
  • 共同で作業し、目標達成に協力するという意味です。

    例: 「チームメンバーとして、一翼を担って頑張ります。」
    例: 「成功するためには、みんなの協力が必要。君も一翼を担ってくれ。」

  1. 支える
  • 重要な存在として、全体を支えるという意味です。

    例: 「彼は、会社の経営の一翼を担っている。」
    例: 「彼女は、私の心の支えであり、人生の一翼を担っている。」

  1. 類義表現

「一翼を担う」の類義表現としては、以下のようなものがあります。

  • 重要な役割を果たす: 全体にとって重要な役割を担うという意味です。
  • 貢献する: 力添えをし、良い方向へ導くという意味です。
  • 協力する: 共同で作業し、目標達成に力を合わせるという意味です。
  • 支える: 重要な存在として、全体を下支えするという意味です。
  • 力添えをする: 手助けをし、成功に導くという意味です。

注意

  • 「一翼を担う」は、謙虚な表現として使われることが多いです。
  • 自分自身の役割を過小評価せず、自信を持って取り組むことも大切です。

以上、「一翼を担う」の意味と使い方について説明しました。状況に応じて適切な意味を選択して使用してください。

参考URL:
一翼を担う(いちよくをになう)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「一利一害」は、よいことがある一方、悪いこともあるという意味

「一利一害」は、よいことがある一方、悪いこともあるという意味です。利益がある一方で損害もあること。よい事があれば悪い事もあるということ。「一利あれば一害あり」の略。

意味

「一利一害」は、物事には必ず良い面と悪い面があることを表しています。どんな良いことでも、必ず何らかの犠牲を伴います。逆に、どんな悪いことでも、必ず何らかの良い面を見つけることができます。

使い方

「一利一害」は、何か物事の判断をするときに、良い面と悪い面の両方を見極めることが大切であることを意味します。例えば、以下のような場面で使われます。

  • 新しい技術を導入するかどうかを検討する場合、「一利一害」を考慮する必要があります。
  • 海外旅行に行くかどうかを検討する場合、「一利一害」を考慮する必要があります。
  • 結婚するかどうかを検討する場合、「一利一害」を考慮する必要があります。

例文

  • 新しい薬の開発は「一利一害」である。副作用の心配もあるが、効果が期待できる。
  • インターネットは「一利一害」である。便利な情報ツールである一方で、情報過多やネット依存症などの問題もある。
  • 車は「一利一害」である。移動手段として便利である一方で、排気ガスによる環境汚染や事故のリスクもある。

類義語

  • 表裏一体
  • 光明と影
  • 長所と短所
  • メリットとデメリット
  • 得失

反義語

  • 一長一短
  • 一概に
  • 一刀両断
  • 一方通行
  • 万策なし

注意

「一利一害」は、物事の良い面と悪い面の両方を見極めることが大切であることを意味していますが、どちらが良いか悪いかを判断するものではありません。最終的には、自分の価値観や状況に合わせて、どのような選択をするかを決めなければなりません。

その他

「一利一害」は、中国の故事成語「一利一弊」(いちりいちへい)に由来します。「弊」は「害」と同じ意味です。

参考URL:
一利一害(いちりいちがい)とは? 意味や使い方 - コトバンク