「風の吹き回し」は、物事の状況や人の考えなどが、一定せずコロコロと変わを表す慣用句です。
- 物事の状況や人の考えなどが、一定せずコロコロと変わる様子
- 政治の風の吹き回しで、政策が二転三転する。
- 上司の風の吹き回しで、仕事の指示がコロコロ変わる。
- 世の中の風の吹き回しで、何が正しいのか分からなくなる。
この意味の場合、「風の吹き回し」は、主にネガティブなニュアンスで使われます。状況や考えが定まらず、不安定だったり、振り回されたりしている様子を表します。
- 思いがけない幸運やチャンスが訪れること
- どういう風の吹き回しか、宝くじに当たった。
- 風の吹き回しが幸いして、転職に成功した。
- 風の吹き回しがなければ、今の私はなかった。
この意味の場合、「風の吹き回し」は、主にポジティブなニュアンスで使われます。思いがけない幸運やチャンスが訪れる様子を表します。
例文
- 社長の風の吹き回しで、私の部署は突然リストラ対象になった。
- 風の吹き回しで、海外旅行に行くことになった。
- 風の吹き回しを信じて、新しい事業にチャレンジしてみる。
語源
「風の吹き回し」の語源は、その時の風の向きによって、状況や人の考えなどが変わる様子に例えたものです。風は一定の方向から吹くわけではなく、クルクルと方向を変えます。そのため、「風の吹き回し」は、変化が激しいことや、予測が難しいことを表す言葉として使われるようになりました。
類義語
- 風見鶏
- 気分屋
- 朝令暮改
- 気まぐれ
- 猫の目のように変わる
対義語
- 一貫性
- 安定
- 確実
- 予測可能
- 筋を通す
その他
- 「風の吹き回し」は、慣用句として使われることが多い言葉です。
- 「風の吹き回し」は、人や物だけでなく、状況や時代にも使うことができます。
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