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「けりを付ける」とは、物事の決着をつけるという意味を持つ慣用句

「けりを付ける」とは、物事の決着をつけるという意味を持つ慣用句です。

由来

「けり」は、物事の結末や決着を表す言葉です。

使い方

「けりを付ける」は、以下のような状況で使われます。

  • 問題を解決する
  • 議論を終わらせる
  • 結論を出す

例文

  • 長年続いていた問題に、ようやくけりを付けた。
  • 二人の間で議論が続いていたが、話し合いでけりを付けた。
  • 彼は、考え抜いた末、進路にけりを付けた。

類義語

  • 決着をつける
  • 結論を出す
  • 片付ける
  • 解決する
  • 終止符を打つ
  • 終わらせる
  • 白黒つける
  • 処理する
  • 完結させる

対義語

  • 放ったらかしにする
  • 棚上げにする
  • 中途半端
  • 未解決
  • 未完

補足

「けりを付ける」は、問題や議論を解決し、物事を前向きに進めるという意味合いがあります。

何か問題を抱えている場合は、「けりを付ける」ことを意識して、解決に向けて行動することが大切です。

参考URL:
けりを付ける(けりをつける)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「桂馬の高上り」 は、将棋の駒の桂馬の動きになぞらえて、身分不相応な高い地位につくことを揶揄する慣用句

「桂馬の高上り」 は、将棋の駒の桂馬の動きになぞらえて、身分不相応な高い地位につくことを揶揄する慣用句です。

意味

  • 身分不相応な高い地位につくこと
  • 実力に見合っていないことを無理やりする
  • 失敗する

語源

将棋の駒の桂馬は、他の駒と違って、盤の目を一つ飛び越えて斜め前に進むことができます。しかし、前後や左右には動けないという弱点もあります。

「桂馬の高上り」 は、この桂馬の弱点を比喩的に表現した言葉です。

桂馬が軽はずみに飛び出すと、すぐに敵に取られてしまうように、身分不相応な高い地位につくと、すぐに失敗してしまう という意味合いです。

例文

  • 彼は学歴も経験もないのに、コネで会社の役員になった。まさに 桂馬の高上り だ。
  • 政治家は、国民の期待に応えようと 無理な約束 をしたが、結局 桂馬の高上り になってしまった。
  • 彼は、才能もないのに起業したが、すぐに失敗して 桂馬の高上り になってしまった。

類義語

  • 分不相応
  • オーバーワーク
  • 行き過ぎ
  • 度が過ぎる
  • 無謀

対義語

  • 力量
  • 適性
  • 実力
  • 能力
  • 才能

その他

  • 「桂馬の高上り」 は、「飛び級」 とも呼ばれます。
  • 「桂馬の高上り」 は、主にネガティブな意味で使われますが、皮肉やユーモアを込めて使うこともできます。

  • 彼は、若くして社長になったが、経験不足で 桂馬の高上り になってしまった。

参考URL:
桂馬の高上がり(けいまのたかあがり)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「怪我の功名」とは、失敗や災難と思われたことが、思いがけなく良い結果をもたらすこと

「怪我の功名」とは、失敗や災難と思われたことが、思いがけなく良い結果をもたらすこと。

読み方

けがのこうみょう

意味

失敗や災難と思われたことが、思いがけなく良い結果をもたらすこと。

語源

類義語

  • 災い転じて福となす
  • 不幸中の幸い
  • 禍福は糾える縄のごとし
  • 塞翁が馬
  • 失敗は成功のもと

例文

  • 新製品は当初不評だったが、改良を重ねることで大ヒットとなった。まさに怪我の功名だ。
  • 彼が怪我をしたおかげで、新しい才能を発掘することができた。
  • 彼女は試験に落ちて落ち込んだが、その経験を活かして次の試験に合格できた。怪我の功名とはまさにこのことだ。

使い方

  • 失敗や災難が、思いがけない良い結果をもたらしたことを表現したい時に使う。
  • 不幸な出来事が、将来の成功につながる場合があることを示唆したい時に使う。

注意

「怪我の功名」は、必ずしも意図的に悪いことをして良い結果を得ようとするという意味ではありません。むしろ、失敗や災難を前向きに捉え、そこから学びを得ることで、より良い結果を生み出すことができるという考え方です。

英語表現

  • A blessing in disguise
  • Every cloud has a silver lining
  • It's an ill wind that blows nobody any good
  • Look on the bright side
  • Turn lemons into lemonade

参考URL:
怪我の功名(けがのこうみょう)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「口を割る」とは、犯罪者などが、これまで黙秘していた事件について話し始めること

「口を割る」とは、犯罪者などが、これまで黙秘していた事件について話し始めること。

1.秘密を話す

  • 犯罪者などが、これまで黙秘していた事件について話し始めること。
  • 隠していた情報を、ようやく明らかにすること。

例文:

  • 犯人は、ついに口を割って犯行を自供した。
  • 彼は、長い間秘密にしていた過去を、ようやく口にした。

類義語:

  • 自白
  • 白状
  • 吐露
  • 告白
  • 暴露

2.無理やり話させる

  • 尋問などで、容疑者などに真実を話させること。
  • 黙秘を続けている相手に、情報を提供させること。

例文:

  • 警察は、容疑者を長時間取り調べ、ついに口を割らせた。
  • 彼らは、彼に脅迫まがいの言葉を浴びせ、口を割らせた。

類義語:

  • 強制
  • 脅迫
  • 拷問
  • 取り調べ
  • 尋問

どちらの意味で使われているかは、文脈によって判断する必要があります。

参考URL:
口を割る(くちをわる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「逆鱗に触れる」とは、年長者からひどく怒られること。

「逆鱗に触れる」とは、龍のあごの下には逆さにはえた鱗があり、それを人が触れると激しく怒り、殺してしまうという伝説から、年長者からひどく怒られること。

例文:

  1. 部活をサボって監督の逆鱗に触れる。
  2. 連絡もしないで深夜帰宅して嫁の逆鱗に触れる。
  3. 大御所に失言を発して逆鱗に触れる。

例文解説:

  1. 部活をサボることは、監督の指導をないがしろにする行為であり、監督の怒りを買うことは容易に想像できます。
  2. 連絡もしないで深夜帰宅することは、相手を心配させ、不安にさせる行為であり、パートナーの怒りを招くことは間違いありません。
  3. 大御所は長年の経験と知識を持つ人物であり、失言は相手を軽視している態度と捉えられ、怒りを買う可能性が高いです。

これらの例文のように、「逆鱗に触れる」は、年長者や権威のある人物に対して、彼らの怒りを招くような行為をしたことを表す表現です。

注意点:

「逆鱗に触れる」は、目上の人に対してのみ使う表現です。自分自身や目下の人に対して使うのは誤りです。

類義語:

  • 天子の怒りに触れる
  • 怒りを買う
  • 地雷を踏む
  • 不興を買う
  • 憤慨させる

対義語:

  • 機嫌を損ねる
  • 怒りを鎮める
  • 機嫌を直す
  • ご機嫌を取る

参考URL:
逆鱗に触れる(げきりんにふれる)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「下駄を預ける(げたをあずける)」とは、自分の身のふり方、あることの決断などを他に一任すること

「下駄を預ける(げたをあずける)」とは、自分の身のふり方、あることの決断などを他に一任することです。

  • ある問題について、その処理の方法や責任などを誰かに一任すること。
  • 自分の身のふり方、あることの決断などを他に一任すること。

語源

  • 下駄は脱ぎ履きしやすい履物なので、下駄を預けるということは、自由に行動できなくなることを意味します。
  • 転じて、自分の意思決定を他人に委ねるという意味になったと考えられます。

使い方

  • この案件は、君に下駄を預けるよ。
  • 将来のことは、親に下駄を預けていた。
  • 彼には、全てを下駄を預けるつもりだ。

類義語

  • 一任する
  • 任せる
  • 委託する
  • 信頼する
  • 託す

英語表現

  • leave it to someone
  • entrust someone with something
  • put someone in charge of something
  • hand something over to someone
  • rely on someone

例文

  • A: このプロジェクトは、君に下駄を預けるよ。
  • B: 任せてください。全力で取り組みます。
  • A: 君なら、うまくやってくれると信じている。

注意点

  • 「下駄を預ける」は、相手への信頼が込められた表現です。
  • 責任重大な案件を任せる場合などに使用されます。

その他

  • 「下駄を預ける」は、相手への信頼だけでなく、責任の所在を明確にするという意味合いもあります。
  • 誰かに下駄を預ける際には、事前にしっかりと話し合い、お互いの理解を深めることが大切です。

参考URL:
下駄を預ける(げたをあずける)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「芸がない」 とは、*平凡でおもしろみがない機転や工夫がなく、つまらないという意味

「芸がない」 とは、以下のような意味を持つ言葉です。

意味:

  1. 遊芸のたしなみがない。人に見せるような芸をもっていない。不風流である。
  2. 平凡でおもしろみがない。
  3. 機転や工夫がなく、つまらない。

例文:

  • あの人は芸がないから、話していてつまらない。
  • この料理は芸がない盛り付けだ。
  • 彼は芸のない人だから、いつも同じような失敗をする。

類義語:

  • 無芸、無技巧、凡庸、つまらない、面白くない、退屈、単調、工夫がない、無粋、不風流

対義語:

  • 芸達者、技巧的、独創的、面白い、楽しい、刺激的、多様、工夫がある、風流

補足:

  • 「芸」という言葉は、本来は遊芸や芸能を意味しますが、転じて機転や工夫、面白さなどを表すようになりました。
  • 「芸がない」という言葉は、相手を批判する時に使われることが多いですが、自分の能力や表現力不足を謙遜して使うこともあります。
  • 芸がないと言われることを避けるためには、自分の知識や経験を増やし、表現力を磨くことが大切です。

参考URL:

芸がない(げいがない)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「芸は身の仇」とは、習得した芸事が、かえって自分の身を滅ぼす原因になることがあるという戒め

「芸は身の仇」とは、習得した芸事が、かえって自分の身を滅ぼす原因になることがあるという戒めのことです。

意味:

  • 習得した芸事が、かえって自分の身を滅ぼす原因になることがあるという戒めの言葉です。
  • 芸に没頭するあまり、周囲が見えなくなり、道を誤ったり、命を落としたりする例えです。

読み方:

  • げいはみのあだ

類義語:

  • 智恵は身を滅ぼす
  • 得意が仇になる
  • 驕りは滅びの始まり
  • 過信は禁物
  • 油断大敵

対義語:

  • 芸は身を助ける
  • 知識は力
  • 才能は開花させるべき
  • 努力は報われる
  • 自信を持つ

例文:

  • 例文1:
    • 美貌に自信を持つあまり、周囲の男を誘惑し、敵を作ってしまった女性は、悲劇的な結末を迎えた。まさに芸は身の仇と言えるだろう。
  • 例文2:
    • 天才的な棋士は、将棋に没頭するあまり、家族や友人との関係を壊し、孤独な晩年を送った。まさに芸は身の仇と言えるだろう。
  • 例文3:
    • 武術に優れた男は、その強さに驕り、無謀な戦いに挑んで命を落とした。まさに芸は身の仇と言えるだろう。

その他:

  • 「芸は身の仇」は、日本語独特の表現です。
  • 英語では、「knowledge can be dangerous」「talent can be a curse」「pride comes before a fall」などの表現が近い意味になります。

参考になれば幸いです。

補足:

  • このことわざは、芸事だけに限らず、あらゆる才能や知識に当てはめることができます。
  • 自分の能力に驕ることなく、謙虚な気持ちで努力を続けることが大切です。

このことわざは、人間の持つ二面性、才能と同時に潜む危険性を教えてくれます。

以下は、「芸は身の仇」にならないようにするためのポイントです。

  • 自分の能力に過信しない: 常に謙虚な気持ちで努力を続ける。
  • 周囲の声に耳を傾ける: 客観的な意見を取り入れる。
  • バランスを大切にする: 芸事とその他の生活のバランスを保つ。
  • 感謝の気持ちを忘れない: 自分の才能や知識を与えてくれた人々に感謝する。
  • 倫理観を持つ: 自分の能力を正しい道に使う。

これらのポイントを意識することで、才能や知識を活かして、幸せな人生を送ることができるでしょう。

参考URL:
「芸は身の仇」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

「檄を飛ばす」とは、自分の主張や考えを広く人々に知らせ、同意を求めたり、決起を促したりすること

「檄を飛ばす」とは、自分の主張や考えを広く人々に知らせ、同意を求めたり、決起を促したりすることです。

由来

「檄」は、古代中国で軍隊を鼓舞するために使われた文書のことです。

使い方

  • 彼は、改革の必要性を訴え、国民に檄を飛ばした。
  • 彼女は、女性たちの権利向上のため、檄を飛ばした。
  • リーダーは、チームを鼓舞するために、檄を飛ばした。

類義語

  • 訴える
  • 呼びかける
  • 鼓舞する
  • 決起を促す
  • 扇動する

対義語

  • 黙認する
  • 無視する
  • 反対する
  • 抵抗する
  • 鎮圧する

例文

  • 社長は、社員たちに檄を飛ばし、業績向上を呼びかけた。
  • 政治家は、国民に向けて、改革への決意表明の檄を飛ばした。
  • 彼は、仲間たちに檄を飛ばし、困難に立ち向かうことを呼びかけた。

補足

「檄を飛ばす」は、強い意志を持って、人々に訴えかけるというイメージがあります。

単に意見を述べるだけでなく、行動を起こすことを促すような力強い言葉遣いをするのが特徴です。

英語表現

「檄を飛ばす」は、英語で"issue a call to action"や"rally the troops"などの言葉で表現できます。

例文

  • The president issued a call to action to address the climate crisis.
  • The coach rallied the troops before the big game.

「檄を飛ばす」は、人々の心を動かし、行動を促す力を持っています。

自分の意志を強く持ち、人々を導きたいという時に、この言葉を使ってみてはいかがでしょうか。

参考URL:
「檄(げき)を飛ばす」 | ことば(放送用語) - 放送現場の疑問・視聴者の疑問 | NHK放送文化研究所

「けんもほろろ」とは、人の頼みや相談事を冷たく拒絶したり、無愛想な態度で接したりすること

「けんもほろろ」とは、人の頼みや相談事を冷たく拒絶したり、無愛想な態度で接したりすることです。

読み方: けんもほろろ

類義語:

  • 冷淡
  • 無愛想
  • つっけんどん
  • 塩対応
  • 門前払い
  • 冷遇
  • 無視
  • 相手にする

例文:

  • 彼は、彼女の頼みをけんもほろろに断った。
  • 店員は、客の質問にけんもほろろに答えた。
  • 彼は、初対面の人にはけんもほろろな態度をとる。

語源:

「けんもほろろ」の語源は諸説ありますが、雉の鳴き声からきているという説が有力です。雉は警戒心が強く、人が近づくと「けん、けん」と鳴きながら飛び去っていくことから、「けんもほろろ」は人を寄せ付けない冷淡な様子を表現するようになりました。

使い方:

「けんもほろろ」は、相手に対して不快感を与える表現なので、使う場面には注意が必要です。

注意点:

「けんもほろろ」は、自分が相手に対して冷淡な態度を取っていることを表す表現でもあります。

何かご不明な点があれば、お気軽にご質問ください。

参考URL:
けんもほろろとは? 意味や使い方 - コトバンク