「思案に暮れる」とは、どうすればよいか分からず、考え込んでしまうという意味の慣用句です。
読み方
- しあんにくれる
語源
- 「思案」は、考えをめぐらすこと
- 「暮れる」は、ここでは、途方に暮れるという意味
意味
「思案に暮れる」は、解決策が見つからず、困り果ててしまう様子を表します。
使い方
「思案に暮れる」は、以下のような場面で用いられます。
- 難しい問題に直面したとき
- 予期せぬトラブルが発生したとき
- 重大な決断を迫られたとき
例文
- 会社の業績が悪化し、社長は思案に暮れている。
- テストの結果が悪く、進路に迷い、思案に暮れている。
- 事故を起こしてしまい、どうすればよいか思案に暮れた。
類義語
- 途方に暮れる
- 困り果てる
- 八方塞がり
- 煮詰まる
- 窮地に立つ
対義語
- 解決
- 安堵
- 楽観
- 希望
- 明るい
英語表現
- be at a loss
- be perplexed
- be in a dilemma
- be at one's wit's end
- be stumped
注意点
「思案に暮れる」は、ネガティブな意味で使われることが多いですが、真剣に考え事をしている様子を表す場合もあります。
補足
「思案に暮れる」は、文学作品でもよく用いられる表現です。