」カテゴリーアーカイブ

「思案に暮れる」とは、どうすればよいか分からず、考え込んでしまうという意味の慣用句

「思案に暮れる」とは、どうすればよいか分からず、考え込んでしまうという意味の慣用句です。

読み方

  • しあんにくれる

語源

  • 「思案」は、考えをめぐらすこと
  • 「暮れる」は、ここでは、途方に暮れるという意味

意味

「思案に暮れる」は、解決策が見つからず、困り果ててしまう様子を表します。

使い方

「思案に暮れる」は、以下のような場面で用いられます。

  • 難しい問題に直面したとき
  • 予期せぬトラブルが発生したとき
  • 重大な決断を迫られたとき

例文

  • 会社の業績が悪化し、社長は思案に暮れている。
  • テストの結果が悪く、進路に迷い、思案に暮れている。
  • 事故を起こしてしまい、どうすればよいか思案に暮れた。

類義語

  • 途方に暮れる
  • 困り果てる
  • 八方塞がり
  • 煮詰まる
  • 窮地に立つ

対義語

  • 解決
  • 安堵
  • 楽観
  • 希望
  • 明るい

英語表現

  • be at a loss
  • be perplexed
  • be in a dilemma
  • be at one's wit's end
  • be stumped

注意点

「思案に暮れる」は、ネガティブな意味で使われることが多いですが、真剣に考え事をしている様子を表す場合もあります。

補足

「思案に暮れる」は、文学作品でもよく用いられる表現です。

参考URL:
思案に暮れる(しあんにくれる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「七転八起」とは、何度失敗してもあきらめずに立ち上がり、努力すること

「七転八起」とは、何度失敗してもあきらめずに立ち上がり、努力すること。

読み方: しちてんはっき

意味:

  • 何度失敗してもあきらめずに立ち上がり、努力すること。
  • 失敗を乗り越えて成長していくこと。
  • 人生には浮き沈みがあることの例え。

由来:

  • 中国の故事「蘇秦の故事」から。
  • 蘇秦は、戦国時代に活躍した政治家ですが、最初は学問に励んでも上手くいかず、何度も挫折を経験しました。しかし、諦めずに努力を重ねた結果、最終的には六国の宰相にまで上り詰めたという逸話です。

使い方:

  • 失敗しても立ち上がり続ける人のことを形容する際に使う。
  • 転じて、人生の浮き沈みの激しいことの例えとして使うこともある。

例文:

  • 彼は、七転八起の精神で、何度も失敗を乗り越えてきた。
  • 彼女は、七転八起の人生を送ってきたが、決して諦めずに努力し続けている。
  • 人生は七転八起であり、常に前向きに進んでいくことが大切である。

類義語:

  • 不撓不屈
  • 臥薪嘗胆
  • 失敗は成功のもと
  • 立ち止まらずに進む
  • 逆境を乗り越える

対義語:

  • 諦めやすい
  • 挫折しやすい
  • 弱音
  • 投げやり
  • 自暴自棄

参考URL:
七転八起(しちてんはっき)とは? 意味・読み方・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書

補足:

  • 「七転八起」は、中国の故事から生まれた表現ですが、日本でも古くから使われており、ことわざや四字熟語として広く知られています。
  • 近年では、スポーツやビジネスなどの分野でも、この表現がよく使われています。

例文:

  • オリンピックに出場する選手たちは、七転八起の精神で努力を重ねてきた人たちである。
  • 起業家たちは、多くの失敗を乗り越え、七転八起しながら成功を掴み取っていく。
  • 七転八起の人生を歩んできた彼は、多くの人々に勇気を与えている。

「周章狼狽」とは、大いにあわてふためくこと

「周章狼狽」とは、大いにあわてふためくこと。

意味:

  • 大いにあわてふためくこと。
  • 非常にあわてうろたえること。

語源:

  • 「周章」も「狼狽」も、あわてるという意味の言葉です。
  • 「狼」「狽」はともに伝説上の獣で、狼は前足が長くて後足が極端に短く、狽は前足が極端に短くて後足が長い。
  • 二匹が一緒に歩行し、二匹が離れると倒れてあわてるというところから、「周章狼狽」という言葉が生まれたとされています。

使い方:

  • 予期せぬことに出くわして、ひどくあわてふためくさまを表す。
  • うろたえ騒ぐさまを表す。

例文:

  • 本試験に臨んで今さら周章狼狽しても始まらない。落ち着いてしっかりやりなさい。
  • 多大な資金を株につぎこんでいた中山くんは、株式市場の大暴落で周章狼狽し、あちこちへ電話をかけまくっていた。
  • 地震発生直後、人々は恐怖で周章狼狽し、街は一時的に混乱状態に陥った。

類義語:

  • 慌てる、あわてふためく、うろたえる、狼狽する、戸惑う、混乱する、右往左往する

対義語:

  • 落ち着く、冷静沈着、泰然自若、堂々としている

その他:

  • 「周章狼狽」は、四字熟語の一つです。
  • ビジネスや政治の場でもよく使われる言葉です。

補足:

  • 「周章狼狽」は、非常にあわてている様子を強調する表現です。
  • 単に「あわてる」よりも、もっと深刻で滑稽なニュアンスがあります。
  • よくない意味で使われることが多いですが、ユーモラスな表現として使われることもあります。

「周章狼狽」について、他に知りたいことはありますか?

「助長」は、あるものをより強めたり、大きくしたりすることという意味

「助長」は、あるものをより強めたり、大きくしたりすることという意味の言葉です。

  1. 良い意味
  • 「成長を助長する」のように、植物や動物などの成長を促進するという意味で使われます。
  • 「経済成長を助長する」のように、経済の発展を促進するという意味で使われます。
  • 「国際協力を助長する」のように、国際的な協力関係を強化するという意味で使われます。

例文

  • 温暖な気候は、植物の成長を助長する。
  • 政府は、中小企業の成長を助長するための政策を打ち出している。
  • スポーツの普及は、国際協力を助長する効果がある。
  1. 悪い意味
  • 「悪意を助長する」のように、悪い考えや行動を強めるという意味で使われます。
  • 「誤解を助長する」のように、誤解を深めるという意味で使われます。
  • 「混乱を助長する」のように、混乱を悪化させるという意味で使われます。

例文

  • マスコミの偏った報道は、誤解を助長する恐れがある。
  • 過剰な自粛は、社会不安を助長する可能性がある。
  • 政治家の暴言は、対立を助長するだけだ。
  1. その他
  • 「火災を助長する」のように、火の勢いを強めるという意味で使われます。
  • 「病状を助長する」のように、病気を悪化させるという意味で使われます。

例文

  • 強風は、火災を助長する。
  • ストレスは、病状を助長する。

「助長」は、文脈によって良い意味と悪い意味の両方を持つことに注意が必要です。

補足

  • 「助長」の類義語には、「促進」、「増進」、「発展」、「助勢」、「煽動」などがあります。
  • 「助長」の反対語には、「抑制」、「阻止」、「妨害」などがあります。

以上、「助長」の意味と例文について説明しました。

参考URL:
助長(ジョチョウ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「死んだ子の年を数える」は、「死んだ子供が生きていればいくつに なっていたのに…と、どうしようもない過去のことを悔やんであれこれ言うこと」

「死んだ子の年を数える」は、「死んだ子供が生きていればいくつに なっていたのに…と、どうしようもない過去のことを悔やんであれこれ言うこと」という意味の四字熟語です。

読み方

「しんだこのとしをかぞえる」

意味

つまり、いつまでくよくよ考えていても解決しないことに囚われて、前向きになれない状態を 指しているのです。

ただ、なぜこう なったのか、どのようにしたからこうなったのかを問うことは、悲しいできごとを防ぐには どうすればよいか、失うものを減らし、痛みを軽くするにはどうすればよいかを考えることに 通じるはずです。

使い方

「死んだ子の年を数える」は、以下のような場面で使われます。

  • 誰かが亡くなったことを悼むとき
  • 過去の失敗を悔やむとき
  • どうしようもない状況に直面したとき

例文

  • 例文1のように、亡くなった子供について話すときに使えます。
  • 例文2のように、過去の失敗について反省するときにも使えます。

例文

  • 例文1:彼は、事故で亡くなった息子を思い出し、「死んだ子の年を数えても仕方がない」と嘆いた。
  • 例文2:彼女は、受験に失敗したことを悔やみ、「死んだ子の年を数えるようなことだ」と落ち込んだ。

類義語

  • 詮無いこと
  • 過去に執着する
  • 後悔する
  • 泣き寝入りする
  • 諦める

注意

「死んだ子の年を数える」は、ネガティブな意味の言葉であるため、使う場面には注意が必要です。

励ましや前向きな言葉をかける方が適切な場合もあります。

その他

「死んだ子の年を数える」は、古くから多くの人々に使われてきたことわざです。

現代社会においても、「死んだ子の年を数える」は様々な場面で見られます。

例えば、

  • 誰かが亡くなったとき
  • 大きな失敗をしたとき
  • 目標を達成できなかったとき

などが挙げられます。

「死んだ子の年を数える」は、過去にとらわれず、前向きに生きていくことの大切さを教えてくれることわざと言えるでしょう。

参考URL:
死んだ子の年を数える(シンダコノトシヲカゾエル)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「獅子身中の虫」とは、内部から組織を破壊する者 のことを意味する慣用句

「獅子身中の虫」とは、内部から組織を破壊する者 のことを意味する慣用句です。

由来

仏教の経典にある譬喩から来ています。百獣の王である獅子も、体内に寄生する虫には抗うことができず、ついには命を落とすというものです。

使い方

「獅子身中の虫」は、以下のような状況で使われます。

  • 組織内部にいて、組織を裏切るような行為をする者
  • 組織の利益よりも自分の利益を優先する者
  • 組織の結束を乱す者

例文

  • 会社の内部告発者は、獅子身中の虫として糾弾された。
  • 彼は、組織の分裂を招くような行動をとったため、獅子身中の虫とみなされた。
  • 彼女は、組織の秘密を敵に漏らしたため、獅子身中の虫と呼ばれた。

類義語

  • 内患
  • 内乱
  • 反逆者
  • 裏切り者
  • 敵対者
  • 背信者
  • 売国奴
  • 害虫

対義語

  • 忠誠心
  • 義理
  • 貢献者
  • 同志
  • 仲間

補足

「獅子身中の虫」は、組織にとって非常に危険な存在であることを意味しています。

組織を運営する上で、このような存在を早期に発見し、排除することが重要です。

参考URL:
獅子身中の虫(しししんちゅうのむし)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「しのぎを削る」とは、激しく刀で切り合うこと

「しのぎを削る」とは、激しく刀で切り合うこと。

読み方: しのぎをけずる

意味:

  1. 激しく刀で切り合う。

刀の刃の側面は平面ですが、刀の刃の側面はちょっと山になっています。切っ先から続く盛り上がった稜線の部分を鎬(しのぎ)と呼ぶのですが、いくらなんでも刀は削れないでしょう。昔の侍が戦う時にお互いの刀と刀がぶつかり合って、この膨らんだ部分の鎬筋がこすれて削れてしまうほど激しく打ち合う様子から来てることばなんです。

  1. 転じて、激しく争い競り合う。

激しい戦いを経て刀の鎬が削られるように、互いに一歩も譲らない激しい競争や争いを表現する際に用いられます。選挙戦やスポーツ大会など、勝敗を争う場面でよく使われます。

例文:

  • 二人の候補者は、しのぎを削るような激しい選挙戦を繰り広げた。
  • 新人選手が、ベテラン選手としのぎを削る熱戦を制した。
  • 企業同士が、市場シェアを巡ってしのぎを削っている。

語源:

平安時代の武士が使用する刀の刃の部分を「鎬(しのぎ)」といい、互いの刀がぶつかり合うと鎬が削られるほど激しい戦いを意味していました。それが転じて、現代では「しのぎを削る」という言葉が、激しい競争や争いを表すようになりました。

類義語:

  • 火花を散らす
  • 熱戦を繰り広げる
  • 死闘を繰り広げる
  • 接戦を繰り広げる
  • 凌ぎを削る

対義語:

  • 和気あいあい
  • 穏便
  • 譲り合う
  • 妥協する
  • 談合する

その他:

「しのぎを削る」という言葉は、比喩表現として使われることが多く、実際に刀で斬り合うという意味で使われることはほとんどありません。

参考URL:
鎬を削る(しのぎをけずる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「 出藍の誉れ」は弟子が師匠を超えたという意味

「 出藍の誉れ」は弟子が師匠を超えたという意味。

  1. 意味の奥深さ

「出藍の誉れ」は、単に「弟子が師匠を超えた」という意味だけでなく、師匠の教えを深く理解し、それを発展させてさらに優れた成果を成し遂げたというニュアンスを含んでいます。

  1. 藍染めに由来する故事成語

この四字熟語は、中国の戦国時代の思想家である荀子(じゅんし)の著書『荀子』の一節、「青は藍より出でて藍よりも青し(せいしょくはあいよりいでてあいいよりもあおし)」に由来します。

藍染めの染料は藍という植物から作られますが、藍の葉よりも染め上がった方がより美しい青色になることから、弟子が師匠から学んだことを土台に、さらに成長して師匠を超えるというたとえとして用いられるようになりました。

  1. 例文詳細解説

例文1:

60歳の母は創業当初からの社員で、3代目の社長より出藍の誉れだ。

この例文では、60歳の母親が長年の経験と努力によって、3代目の社長よりも優れた手腕を発揮している様子が伝わってきます。単に仕事ができるというだけでなく、会社の歴史や理念を深く理解し、それを発展させてきたことが評価されていることがわかります。

例文2:

覚えが早く出藍の誉れだ。

この例文では、その人の学習能力の高さだけでなく、学んだことをすぐに実践し、成果につなげられる点が評価されています。将来的に大きな成長が期待できる人材であることがうかがえます。

例文3:

若き才能が出藍の誉れだ。

この例文では、その人の年齢に関係なく、類まれなる才能を発揮している様子が伝わってきます。周囲の人々を驚かせるような成果を上げ、大きな期待を集めていることがわかります。

  1. 使い方のポイント
  • 目上の人に対しては謙虚な表現として使う
  • 本人の努力と成長を称賛するニュアンスで使う
  • 単に成果を褒めるだけでなく、その背景にある努力や能力を具体的に説明する
  1. 類義語
  • 青は藍より出でて藍よりも青し(せいしょくはあいよりいでてあいいよりもあおし)
  • 虎の子(とらのこ)
  • 青出于藍而胜于蓝(せいしゅつあいよりしてかつゆあいに)
  1. 対義語
  • 望塵莫及(ぼうじんぼくきゅう)
  • 望洋興嘆(ぼうようこうたん)
  • 甘んじて師事する(かんじてしじする)
  1. 英語表現
  • to surpass one's master
  • to excel one's teacher
  • to outshine one's mentor

参考URL:
出藍の誉れ(シュツランノホマレ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「尻切れとんぼ」は、物事が中途半端で完結していない状態を意味する慣用句

「尻切れとんぼ」は、物事が中途半端で完結していない状態を意味する慣用句です。

「尻切れ」 は、物の最後までない部分 、「とんぼ」 は、トンボ のように 飛んでいく 様子を表しています。

つまり、

  • 最後までやり遂げることができない
  • 途中で投げ出してしまう
  • 成果が得られない

という意味になります。

例文

  • 彼の話はいつも尻切れとんぼで、最後まで聞けない。
  • このプロジェクトは尻切れとんぼに終わってしまった。
  • 彼の人生は尻切れとんぼで、何も成し遂げていない。

「尻切れとんぼ」 は、ネガティブな意味で使われることが多いです。

類義語:

  • 中途半端
  • 虎頭蛇尾
  • 徒労
  • 水の泡
  • 絵に描いた餅

対義語:

  • 完結
  • 成就
  • 達成
  • 成功
  • 完遂

その他:

  • 「尻切れとんぼ」 は、英語 では "half-done" や "incomplete" と訳されます。
  • 「尻切れとんぼ」 にならないように、計画的に物事を進める ことが大切です。
  • 「尻切れとんぼ」 になってしまった場合は、原因を分析 し、再挑戦 することが大切です。

参考URL:
「尻切れトンボ」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

「修羅場」という言葉は、様々な意味を持つ多義語ですが、激しい争いや混乱の場という意味

「修羅場」という言葉は、様々な意味を持つ多義語ですが、激しい争いや混乱の場という意味で使われます。

  1. 仏教における修羅道

仏教における六道の一つである修羅道を指します。修羅道は、激しい闘争と苦しみの中で過ごす世界とされ、阿修羅と呼ばれる神々が住む場所とされています。

  1. 激しい争いや混乱の場

転じて、激しい争いや混乱の場という意味で使われます。修羅道における激しい闘争になぞらえて、人間界における恋愛、人間関係、仕事などの場面で、激しい対立や葛藤が起こっている状況を指します。

例文

  • 恋愛における修羅場:

    浮気現場を目撃して、修羅場となった。

  • 人間関係における修羅場:

    相続争いで、兄弟間で修羅場となった。

  • 仕事における修羅場:

    納期直前にトラブルが発生し、チーム内で修羅場となった。

「修羅場」を使う際のポイントは、以下の通りです。

  • 単なる喧嘩や言い争いではなく、激しい対立や葛藤があることを強調する。
  • 緊迫感や臨場感を与える表現を使う。
  • ドラマチックな場面を演出する。

類義語

  • 地獄
  • 阿鼻叫喚
  • 血みどろ
  • 壮絶
  • 激闘

対義語

  • 平和
  • 安寧
  • 静寂
  • 穏やか
  • 和やか

その他

  • 歌舞伎や演劇では、修羅場と呼ばれる演目があります。修羅道における激しい闘争を題材にした作品が多く、観客を熱狂させる演出が特徴です。
  • 近年では、「修羅場に行く」というフレーズが、恋愛トラブルに巻き込まれることを意味するスラングとして使われることもあります。

「修羅場」は、強いインパクトを与える言葉です。適切な場面で使えば、文章に深みを与えることができますので、ぜひ覚えておきたいですね。

参考URL:
修羅場(しゅらば)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書