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「自腹を切る」とは、自分の金銭で何かを支払ったり、損失を被ったりすることを意味する慣用句

「自腹を切る」とは、自分の金銭で何かを支払ったり、損失を被ったりすることを意味する慣用句です。

語源

「自腹」は、自分の腹という意味です。「切る」は、ここではお金を使うという意味で使われています。つまり、「自腹を切る」は、自分の腹からお金を切り取るという意味から派生した表現です。

意味

「自腹を切る」には、主に以下の2つの意味があります。

  1. 自分の金銭で何かを支払う
  • 商品やサービスを購入したり、借金を返済したり、損害賠償金を支払ったりする際に、自分の金銭を使うことを意味します。
  • 仕方なくお金を出す場合や、進んでお金を出す場合など、様々な状況で使われます。

例文:

  • 財布を忘れたので、友人の分も自腹を切った。
  • 会社のミスで損失が出たため、上司が自腹を切った。
  • 彼は、借金返済のために自腹を切ることになった。
  1. 損失を被る
  • お金だけでなく、時間や労力などの損失を被ることも意味します。
  • 失敗したり、騙されたり、裏切られたりした際に、損失を被ることを意味します。

例文:

  • 投資に失敗して、自腹を切ることになった。
  • 詐欺に遭って、全財産を自腹で失ってしまった。
  • 彼の裏切りによって、プロジェクトは失敗し、自腹を切ることになった。

その他

  • 「自腹を切る」は、自分の責任で金銭を支払ったり、損失を被ったりするという意味合いが強い表現です。
  • 仕方なくお金を出す場合や、進んでお金を出す場合など、様々な状況で使われますが、いずれの場合も、主体的に行動しているというニュアンスが含まれます。

類義語:

  • 支払いをする
  • 弁償する
  • 損失を被る
  • 犠牲にする
  • 痛手を受ける

対義語:

  • 儲ける
  • 利益を得る
  • 得をする
  • 浮かせる
  • 逃げる

参考URL:
自腹を切る(じばらをきる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「朱に交われば赤くなる」は、悪い環境や人々と付き合っていると、自分も悪影響を受けてしまうという意味のことわざ

「朱に交われば赤くなる」は、悪い環境や人々と付き合っていると、自分も悪影響を受けてしまうという意味のことわざです。

意味

「朱」は赤い色、「交わる」は触れるという意味です。つまり、赤い色に染められた布に触れると、その布も赤く染まってしまうように、悪い人や悪い環境と付き合っていると、自分も悪影響を受けてしまうということです。

使い方

  • 悪い友達とばかり遊んでいると、いつの間にか悪いことを覚えてしまう。「朱に交われば赤くなる」という言葉通りだ。
  • あの会社は不正が横行している。そんな会社に勤めたら、「朱に交われば赤くなる」で、自分も悪いことをしてしまうかもしれない。
  • 子供は親の影響を受けやすい。「朱に交われば赤くなる」という言葉通り、親がだらだらしていると、子供もだらだらになってしまう。

例文

  • 例文1: 悪い友達とばかり遊んでいた彼は、いつの間にか万引きをしてしまうようになってしまった。「朱に交われば赤くなる」という言葉通りだ。
  • 例文2: 彼はあの会社に入社してから、すっかり変わってしまった。まるで「朱に交われば赤くなる」ようだ。
  • 例文3: 子供の教育には、良い環境を選ぶことが大切だ。「朱に交われば赤くなる」という言葉通り、悪い環境は子供に悪影響を与える。

類似のことわざ

  • 近朱者赤、近墨者黒(きんしゅじゃせき、きんぼくしゃこく): 悪い人や悪い環境と付き合っていると、自分も悪影響を受けてしまう。
  • 瓜田李下(かたでんりか): 疑われるような行動をすることで、誤解を招いてしまう。
  • 虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつに入らずんばこじをえず): 危険を冒さなければ、大きな成果は得られない。

英語表現

  • "Birds of a feather flock together.": 同じような性質を持つ人は、一緒にいることが多い。
  • "You are the company you keep.": あなたは、あなたが付き合う人々によって形作られる。
  • "If you lie down with dogs, you will get fleas.": 悪い人と付き合っていると、自分も悪い影響を受けてしまう。

その他

「朱に交われば赤くなる」は、人間関係の重要性を説くことわざです。良い人と良い環境を選ぶことで、自分もより良い人間になることができるということを示唆しています。

参考URL:
「朱に交われば赤くなる」とは、人は周囲に影響されやすいという意味

「尻に火が付く」は、差し迫った状況で、急いで行動しなければいけない状態を表す慣用句

「尻に火が付く」は、差し迫った状況で、急いで行動しなければいけない状態を表す慣用句です。

  1. 慣用句の意味と由来

「尻に火が付く」の由来は諸説ありますが、最も有力なのが、江戸時代の火刑です。当時は、罪人をお仕置きとして火あぶりの刑に処していました。火あぶりの刑では、罪人の足元に薪を積み上げ、徐々に火をつけていくという残酷な方法でした。

火が近づくと、罪人は当然ながら苦痛を感じ、必死に逃げようとしたと言われています。その様子から、差し迫った状況で、急いで行動しなければいけない状態を「尻に火が付く」と表現するようになったと考えられます。

  1. 類似表現

「尻に火が付く」と似た意味を持つ慣用句には、以下のようなものがあります。

  • 背水の陣:敵に背を向けて陣を敷くこと。進退窮まった状況を表す。
  • 窮地に陥る:行き詰まって、どうしようもなくなった状態を表す。
  • 追い詰められる:後ろから迫られて、逃げ場がなくなる状態を表す。
  • 一刻も早く:少しでも早くという意味を表す。
  1. 用例

「尻に火が付く」は、以下のような場面で使われます。

  • 締め切りが迫っている
  • 試験が近い
  • 飛行機の時間に間に合いそうもない
  • トラブルが発生して、急いで対応しなければならない
  • 約束の時間に遅刻しそう
  1. 英語表現

「尻に火が付く」を英語で表現するには、状況に応じて様々なフレーズが使えます。

  • have a deadline looming:締め切りが迫っている
  • be under the gun:プレッシャーをかけられている
  • be on the hot seat:厳しい状況に置かれている
  • have one's back against the wall:追い詰められている
  • be running out of time:時間がなくなる
  1. まとめ

「尻に火が付く」は、差し迫った状況で、急いで行動しなければいけない状態を表す慣用句です。状況に応じて、様々な類義語や英語表現を使い分けることができます。

何か具体的な状況で「尻に火が付く」の使い方を知りたい場合は、遠慮なく聞いてください。

参考URL:
尻に火が付く(シリニヒガツク)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「親しき仲にも礼儀あり」とは、親しい間柄であっても、礼儀を守ることは大切であるという意味の慣用句

「親しき仲にも礼儀あり」とは、親しい間柄であっても、礼儀を守ることは大切であるという意味の慣用句です。

意味:

  • 親しい間柄であっても、礼儀を守ることは大切である。
  • 親しさに甘えて、礼儀を欠くと、関係が悪化する可能性がある。

類義語:

  • 遠慮は禁物
  • 狎れ合うべからず
  • 距離を置く
  • 適度な距離感を保つ
  • 馴れ合いは禁物

対義語:

  • 親しき仲には垣根はいらぬ
  • 親しき仲は遠慮がいらぬ
  • 腹を割って話す
  • 心を許す
  • 親密

例文:

  • 親しい友達だからといって、礼儀を忘れてはいけません。
  • 家族だからといって、なんでも言い訳にはならない。
  • 親しき仲にも礼儀ありということを忘れないようにしましょう。

補足:

  • このことわざは、江戸時代の儒学者である貝原益軒の『和俗童子訓』に「親しき仲にも礼儀あり」という形で出てくる。
  • 親しい間柄だからこそ、相手への敬意を忘れないことが大切である。

関連表現:

  • 敬意
  • 礼節
  • 礼儀
  • マナー
  • 思いやり

参考URL:
家族や友達に「親しき仲にも礼儀あり」と言われたら? 意味・類語・英語表現 | Domani

「癪に障る」とは、腹が立つ、不快に思うという意味の慣用句

「癪に障る」とは、腹が立つ、不快に思うという意味の慣用句です。

語源

「癪」は、本来、胸や腹に起こる発作的な激痛を指す言葉でした。それが転じて、「不快感」「イライラ」という意味で使われるようになったと考えられています。

意味

「癪に障る」は、主に、以下のような状況で使われます。

  • 誰かの言動によって、不快な気持ちになったとき
  • 理不尽なことに腹が立ったとき
  • 思い通りにならないことがイライラするとき

使い方

「癪に障る」は、以下のようなように使われます。

  • 「上司の説教が、いちいち癪に障る。」
  • 「近所の人の犬の吠え声が、朝から晩まで癪に障る。」
  • 「試験に落ちたことが、今でも癪に障っている。」

類義語

「癪に障る」の類義語としては、「腹が立つ」「イライラする」「むかつく」「頭に来る」などがあります。

例文

以下、「癪に障る」を使った例文です。

  • 例文1: 新入社員の態度が、生意気 and 癪に障る。
  • 例文2: 渋滞で予定が狂い、すっかり癪に障ってしまった。
  • 例文3: 子供の宿題を教えるのが、最近どうも癪に障る。

その他

「癪に障る」は、比較的口語的な表現なので、フォーマルな場面では使う避けたほうが良いでしょう。

参考URL:
癪に障る(しゃくにさわる)の意味や読み方 わかりやすく解説 Weblio辞書

「正真正銘(しょうしんしょうめい)」は、偽りのない本物であることを意味する四字熟語

「正真正銘(しょうしんしょうめい)」は、偽りのない本物であることを意味する四字熟語です。

  1. 解説

「正真正銘」は、「正真」と「正銘」の2つの言葉から成り立っています。

  • 正真(せいしん)は、真実であることという意味の言葉です。
  • 正銘(せいめい)も、偽りではなく正しいものであること、本物であることという意味の言葉です。

つまり、「正真正銘」は、「正真」と「正銘」の意味を2度重ねることで、偽りのない本物であることを強調している表現となります。

  1. 用例
  • これは正真正銘のダイヤの指輪です。
  • 彼は正真正銘の天才です。
  • この絵は正真正銘のピカソの作品です。
  • これは正真正銘の江戸時代の刀です。
  1. 類義語
  • 本物
  • 紛れもない
  • 間違いのない
  • 確実な
  • 偽りのない
  1. 対義語
  • 偽物
  • ニセモノ
  • 粗悪品
  • いかがわしい
  • 信用できない
  1. 英語表現

「正真正銘」を英語で表現する場合には、genuine や authentic などの表現がよく使われます。

  • This is a genuine Rolex watch. (英語での例)
  1. その他

「正真正銘」ということわざは、江戸時代に生まれたと言われています。当時の人々は、偽物が出回ることが多く、本物を見分けることが重要だったため、「正真正銘」という言葉がよく使われていました。

現代社会においても、「正真正銘」ということわざは、様々な場面で使われています。本物、偽物、確実、信用などといった概念を表現する際に、よく使われます。

  1. まとめ

「正真正銘」は、偽りのない本物であることを意味する四字熟語です。江戸時代に生まれたこのことわざは、現代社会においても、様々な場面で使われています。本物、偽物、確実、信用などといった概念を表現する際に、よく使われます。

参考URL:
正真正銘(しょうしんしょうめい)とは? 意味・読み方・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書

「人口に膾炙する」とは、多くの人に知れ渡り、もてはやされるという意味

「人口に膾炙する」とは、多くの人に知れ渡り、もてはやされるという意味。

「人口に膾炙する」(じんこうにかいしゃする)は、詩文などが多くの人々に愛唱され、広く知れ渡り、もてはやされるという意味の四字熟語です。

「人口」は、人々の口にのぼること、つまり世間の噂や話題を指します。「膾炙」は、細かく切った生肉を膾(なます)に、焼いた肉を炙(あぶりもの)にたとえ、どちらも美味しくて誰でも好むことから、「多くの人が好んで口にする」という意味を表します。

由来

この四字熟語は、唐代の詩人である斉己(せいこ)の詩の一節から由来しています。

人口膾炙声名播(じんこうかいしゃせいめいばん)

訳:私の詩は多くの人に愛唱され、世間に広く知れ渡っている

使い方

「人口に膾炙する」は、主に詩文、小説、音楽、流行語など、多くの人々に親しまれ、広く知れ渡っているものについて使用します。

例文

  • その歌手の曲は人口に膾炙する大ヒットとなった。
  • 古典小説は時代を超えて人口に膾炙する。
  • 彼のスピーチは人口に膾炙する名言を残した。

類義語

  • 家喻戶曉(かえゆうこしょう):家でも外でもよく知られている
  • 膾炙人口(かいしゃじんこう):多くの人々に知られている
  • 世に聞こえる
  • 名を馳せる
  • 評判になる

対義語

  • 知る人ぞ知る
  • 埋もれる
  • 無名
  • 忘れられる
  • 評判が悪い

まとめ

「人口に膾炙する」は、多くの人々に親しまれ、広く知れ渡っていることを表す、ポジティブな意味を持つ四字熟語です。日々の生活の中で、このような作品や流行に出会う機会があれば、ぜひその魅力を味わってみてください。

参考URL:
人口に膾炙する(じんこうにかいしゃする)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「歯牙にも掛けない」とは、取るに足らないものとして無視するなどの意味を持つ慣用句

「歯牙にも掛けない」とは、取るに足らないものとして無視するなどの意味を持つ慣用句です。

  • 全く相手にしない
  • 取るに足らないものとして無視する
  • 重要視しない

読み方

  • しがにもかけない

語源

  • 歯牙は、歯と牙のことで、噛み砕いて処理するという意味から、「相手にしない」という意味になったと考えられています。

類義語

  • 無視する
  • 相手にしない
  • 見下す
  • 馬鹿にする
  • 鼻にもかけない

対義語

  • 重視する
  • 真剣に受け止める
  • 耳を傾ける
  • 尊重する

例文

  • 彼は周りの批判を歯牙にも掛けずに、自分の道を進んだ。
  • 彼女は彼氏に冷たくされて、歯牙にも掛けられなくなった。
  • あの人は権力者を歯牙にも掛けずに、意見を主張した。

注意点

  • 「歯牙にも掛けない」は、相手や物事に対して、非常に否定的な態度を示す表現です。
  • 使用する際は、相手に不快感を与えないように注意が必要です。

参考URL:
歯牙にも掛けない(しがにもかけない)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「七歩の才」とは、詩を作る才能が非常に優れていること

「七歩の才」とは、詩を作る才能が非常に優れていること。

読み方: しちほのさい

意味:

  • 詩を作る才能が非常に優れていること。
  • また、作詩が早いこと。

語源:

  • 中国の魏の曹植が兄の曹丕の命令で、七歩歩く間に詩を作ったという故事から。

使い方:

  • 詩人や歌人の才能を褒めるときに使う。
  • 文章や詩を素早く作り上げる能力を褒めるときに使う。

例文:

  • 彼女は幼い頃から七歩の才と称され、数々の名作を残した。
  • 彼の手になる詩は、七歩の才の名に恥じない見事な出来栄えだった。

類義語:

  • 詩才
  • 文才
  • 才能
  • 天才
  • 早筆

対義語:

  • 無才
  • 不器用
  • 鈍才
  • 凡人
  • 牛歩

参考URL:
七歩の才(しちほのさい)とは? 意味や使い方 - コトバンク

補足:

  • このことわざは、生まれ持った才能だけでなく、努力によって才能を開花させることも重要であることを示唆しています。

十年一日とは、長い間ずっと同じ状態にあること

十年一日とは、長い間ずっと同じ状態にあること。変化がなく、進歩や発展がないさま。また、一つのことを忍耐強く守り続けること。

語源

「十年」と「一日」を対比させることで、長い時間経過にもかかわらず、変化がない様子を強調しています。

使い方

  • 彼は十年一日、職務に精励した。
  • この職にあること十年一日の如し
  • 彼は十年一日の如く職務を尽した

例文

  • 山奥の村は、十年一日と変わらない静かな暮らしが続いている。
  • 彼女は、十年一日と絵筆を握りしめ、画家としての夢を追いかけ続けた。
  • 会社の経営状況は、十年一日と低迷している。

類義語

  • 一貫している
  • 変わらない
  • 同じ
  • いつも通り
  • 昔ながら

対義語

  • 変化する
  • 進歩する
  • 発展する
  • 違う
  • 新しい

その他

「十年一日」という言葉は、長い時間経過にもかかわらず、変化がない様子を強調したいときに使われます。

良い意味でも悪い意味でも使われることができ、文脈によって解釈が変わります。

まとめ

「十年一日」は、長い間ずっと同じ状態にあることを表す慣用句です。

変化がなく、進歩や発展がないさまを表すだけでなく、一つのことを忍耐強く守り続けることも表します。

参考URL:
十年一日(じゅうねんいちじつ)とは? 意味・読み方・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書