「啖呵を切る」は、自信を持って自分の意見を主張するという意味があります。
- 大きな声で強くものを言う
- 威圧的な態度で、自分の意見や要求を押し通すことを表します。
- 怒鳴ったり、脅したりするようなイメージです。
例文
- 店員が謝罪しても、客は怒鳴って啖呵を切った。
- 上司が理不尽な要求をしたので、思わず啖呵を切ってしまった。
- 子供が駄々をこねたので、父親は大きな声で啖呵を切った。
- 自信を持って自分の意見を主張する
- 困難な状況でも、くじけずに自分の信念を貫くことを表します。
- 勇気を持って立ち向かうイメージです。
例文
- 彼は不当な解雇に対して、啖呵を切って戦った。
- 政治家は、国民の声を代表して、啖呵を切って訴えた。
- 困難な課題にも、彼女は啖呵を切って挑戦した。
- 語源
「啖呵」は、もともと痰が激しく出る病気の意で、「痰火」と書いた。その痰火を治療するのを「痰火を切る」といい、痰火が治ると胸がすっきりしたことから。「啖呵を切る」は、「胸を張って大きな声で話す」という意味で使われるようになったと考えられています。
- 現代社会での解釈
現代社会においては、「啖呵を切る」という言葉は、ネガティブな意味合いで使われることがほとんどです。
「威圧的にものを言う」や「脅迫する」という意味合いが含まれています。
- 類義語
- 怒鳴る
- 脅す
- 恫喝する
- 詰め寄る
- 勢い込む
- 対義語
- 穏やかに話す
- 説得する
- 議論する
- 泣き寝入りする
- 諦める
- その他
「啖呵を切る」という言葉は、人だけでなく物にも使うことができます。
例えば、「風が啖呵を切って吹いている」のように、風が強く吹いていることを表すことができます。
また、「啖呵を切る」という言葉は、動物にも使うことができます。
例えば、「猫が啖呵を切って威嚇している」のように、猫が威嚇していることを表すことができます。
まとめ
「啖呵を切る」は、「大きな声で強くものを言う」と「自信を持って自分の意見を主張する」の2つの意味を持つ言葉です。
現代社会においては、ネガティブな意味合いで使われることがほとんどですが、文脈によって、どのような意味で使われているのかを理解することが大切です。