「泥鰌の地団駄(どじょうのじだんだ)」は、日本語のことわざで、力のないものが、自分の力の及ばないことに対して、むやみに怒ったり、反抗したりすることをたとえます。
意味
- 力のないものが、自分の力の及ばないことに対して、むやみに怒ったり、反抗したりする
- 無力な怒り
- 空威張り
- 無駄な抵抗
- 身の程知らず
語源
- 「泥鰌」は、ドジョウのことです。ドジョウは、体が小さく、力が弱いことから、弱いものの象徴として使われます。
- 「地団駄」は、怒りや悔しさなどの感情を表すために、足を地面に強く踏みつける動作のことです。
例文
- 例文1: 彼は、会社の決定に不満だったが、泥鰌の地団駄を踏むだけで何もできなかった。(Kare wa, kaisha no kettei ni fumman datta ga, dojō no chidanda o fumu dake de nani mo dekinai deshita.) - 彼は、会社の決定に不満だったが、泥鰌の地団駄を踏むだけで何もできなかった。
- 例文2: 彼女は、試合に負けて悔しかったが、泥鰌の地団駄を踏んでも結果は変わらないことを知っていた。(Kanojo wa, shiai ni makete kuyashikatta ga, dojō no chidanda o fumu demo kekka wa kawaranai koto o shitte ita.) - 彼女は、試合に負けて悔しかったが、泥鰌の地団駄を踏んでも結果は変わらないことを知っていた。
- 例文3: その国は、大国に侵略されても、泥鰌の地団駄を踏むだけで何もできなかった。(Sono kuni wa, taikoku ni shinryaku sarete mo, dojō no chidanda o fumu dake de nani mo dekinai deshita.) - その国は、大国に侵略されても、泥鰌の地団駄を踏むだけで何もできなかった。
類義語
- 蟷螂の斧
- 小男の腕立て
- 空威張り
- 無力な抵抗
- 身の程知らず
英語表現
英語では、「泥鰌の地団駄」に相当する単一の表現はありませんが、状況に応じて以下のような表現を使い分けることができます。
- Make a futile gesture: 無駄な身振り手振りをする
- Kick against the pricks: 徒労する
- Be powerless: 無力である
- Be out of one's depth: 自分の能力を超えている
- Be over one's head: 自分の能力を超えている
その他
「泥鰌の地団駄」という言葉は、古くから使われてきたことわざです。
現代社会でも、様々な場面で使われる表現です。
誰かが、自分の力の及ばないことに対して、むやみに 怒ったり、反抗したりしている様子を表現する際によく用いられます。
「泥鰌の地団駄」という言葉は、力には限界があることを示唆しており、冷静に状況を判断し、適切な行動を取ることの大切さを訴える言葉でもあります。
参考URL:
泥鰌の地団駄