「二足の草鞋を履く」は、本来は両立できないような二つの職業や役務を同一人が兼ねること。特に、江戸時代、博徒が捕吏を兼ねることをいいました。
- 読み方:にそくのわらじをはく
- 由来:昔、博徒が十手をあずかり、賭博(とばく)などを取り締まる捕吏をも兼ねたことから
- 類義語:二股をかける、二枚舌を使う、朝三暮四
- 対義語:一途
例文
- 会社員と作家の二足の草鞋を履く
- 研究者とタレントの二足の草鞋を履いて活躍している
- 二足の草鞋を履くのは大変で、どちらも中途半端になる可能性がある
使い方
「二足の草鞋を履く」は、主に以下のような状況で使われます。
- 複数の職業や役務を兼ねている人
- 両立が難しいことをしている人
- 忙しい人
注意点
「二足の草鞋を履く」は、本来はネガティブな意味合いを持つ慣用句です。しかし、近年では、働き方が多様化していることから、ポジティブな意味で使われることもあります。