「目の毒」は、見ると欲しくなってしまうものや見てはならないものを意味する日本語の俗語です。
語源
「目の毒」の語源は諸説ありますが、一般的には以下の2つが有力とされています。
- 猫の習性から:猫は、排泄物を砂で隠す習性があります。その様子をたとえて、「目の毒」という言葉が使われるようになったという説。
- 江戸時代の隠語から:江戸時代には、「猫糞(ねこばば)」という言葉があり、それが転訛して「目の毒」になったという説。
意味
「目の毒」には、主に以下の2つの意味があります。
- 見ると欲しくなってしまうもの:欲しいものを見たり、魅力的なものを見たりすると、どうしても買ったり手に入れたりしたくなってしまうことを指します。
- 見てはならないもの:グロテスクなものや残酷なものなど、見てはいけないものを指します。
使い方
「目の毒」は、以下のような状況で使われます。
- 欲しいものを見つけたとき
- 魅力的なものを見かけたとき
- グロテスクなものや残酷なものを見たとき
例
- あのケーキは「目の毒」だ。ついつい買ってしまった。
- ショーウィンドウのアクセサリーはどれも「目の毒」で、困ってしまう。
- 昨晩見た映画はあまりにも暴力的な内容で、「目の毒」だった。
類義語
- 誘惑
- 煩悩
- 悪魔
- 禍根
- 罪悪
対義語
- 無関心
- 冷静
- 無感動
- 無頓着
- 無心
まとめ
「目の毒」は、見ると欲しくなってしまうもの、または、見てはならないものを意味する日本語の俗語です。誘惑に負けず、冷静な判断をすることが大切です。
このことわざを教訓に、
- 欲しいものがあっても、衝動買いはしない
- 魅力的なものを見ても、冷静に判断する
- グロテスクなものや残酷なものを見ないようにするように心がけましょう。