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「度肝を抜く」とは、非常に驚く、仰天すること

「度肝を抜く」とは、非常に驚く、仰天すること。

読み方: どぎもをぬく

意味:

  1. 非常に驚く。仰天する。
  2. 予想外の出来事に、驚き呆れる。

語源:

  • 「度肝」は、「度」と「肝」の二つの漢字から成り立っています。
  • 「度」は接頭語で、「肝」は心臓や肝臓などの内臓を指します。
  • 肝は、東洋医学では魂や精神と関係があるとされ、「度肝を抜く」は、魂が飛び出るほど驚くという意味になります。

類語:

  • 仰天する
  • びっくりする
  • 驚愕する
  • 呆然とする
  • 目瞪口呆
  • 魂消る
  • 度肝をを抜かれる
  • 肝を冷やす
  • 肝を潰す

例文:

  • あのマジシャンは、度肝を抜くような奇術を披露した。
  • 事故の現場を見て、度肝を抜かれた。
  • 彼女の突然の告白に、度肝を抜かれた。

注意点:

「度肝を抜く」は、非常に強い驚きを表す表現です。

補足:

「度肝を抜く」は、ポジティブな驚きだけでなく、ネガティブな驚きにも使用できます。

英語表現:

  • be astounded
  • be amazed
  • be stunned
  • be flabbergasted
  • be dumbfounded
  • be speechless
  • be taken aback
  • be taken by surprise

参考URL:
度肝を抜く(どぎもをぬく)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「取り付く島もない」とは、頼るべきところがない、もしくは相手からつっけんどんにされるという意味の慣用句

「取り付く島もない」とは、頼るべきところがない、もしくは相手からつっけんどんにされるという意味の慣用句です。

語源

この慣用句の語源は、江戸時代の海難事故に由来すると言われています。

江戸時代には、海難事故が頻繁に起こっていました。海難事故に遭った船乗りたちは、必死に島にたどり着こうとしていました。

しかし、波が荒かったり、島が遠かったりして、島にたどり着けないことがありました。

このような状況を、「取り付く島もない」という言葉で表現するようになったのです。

意味

「取り付く島もない」という言葉は、頼るべきところがないという意味で使われます。

これは、物理的な場所だけでなく、精神的な支えという意味でも解釈できます。

例えば、失業して、お金も職も失ってしまった人は、「取り付く島もない」状態と言えます。

また、誰からも相手にされず、孤立している人も、「取り付く島もない」状態と言えます。

使い方

「取り付く島もない」という言葉は、以下のような場面で使われます。

  • 頼るべきところが全くない状況を表現したい時
  • 相手からつっけんどんにされたり、冷たくあしらわれたりした時
  • 孤立無援の状態を表現したい時

例文

  • 会社をクビになり、お金も住むところもなくなり、取り付く島もない状態になった。
  • 彼は、いつも一人で行動し、周りの人から取り付く島もないような人だと思われていた。
  • 犯罪組織から追われる身となり、彼は取り付く島もない思いだった。

注意

「取り付く島もない」という言葉は、相手を責めるようなニュアンスを含んでいることがあります。

そのため、使う際には注意が必要です。

相手を傷つけないように、別の表現を使うこともできます。

類義語

「取り付く島もない」の類義語には、以下のようなものがあります。

  • 頼る所がない
  • 孤立無援
  • 絶望的
  • 途方に暮れる
  • 八方塞がり

英語表現

「取り付く島もない」に相当する英語表現は、"have nowhere to turn"または"be at a loss"です。

これらの表現は、頼るべきところがなく、途方に暮れている様子を非常によく表しています。

その他にも、以下のような表現が使えます。

  • "be left with no options"
  • "have no one to turn to"
  • "be in a desperate situation"
  • "be helpless"
  • "be hopeless"

まとめ

「取り付く島もない」は、頼るべきところがない、もしくは相手からつっけんどんにされるという意味の慣用句です。

この慣用句を使う際には、相手を責めるようなニュアンスを含んでいることに注意する必要があります。

状況や文脈に合わせて、適切な表現を選ぶようにしましょう。

参考URL:
第247回 取り付く「しまもない」?「ひまもない」? - 日本語、どうでしょう?

「当意即妙」とは、その場に応じて、適切な対応や機転を利かせること

「当意即妙」とは、以下のような意味を持つ四字熟語です。

意味:

  • その場に応じて、適切な対応や機転を利かせること。
  • 状況に合わせて、すばやく適切な判断を下すこと。

由来:

  • 中国の晋代の詩人、陶淵明の「桃花源記」の一節「漁人甚異之,复前行,欲穷其林。…便要还家,设酒杀鸡,作食村人。余人各复延至其家,皆出酒食。停数日,辞去。此中人语云:“不足为外人道也。”」から。
  • 当意は、心にぴったり合う、即妙は、即座にうまく応ずる、の意。

類義語:

  • 機転、臨機応変、才気煥発、縦横無尽、八面玲瓏、 наход, 応変自在

対義語:

  • 鈍感、無頓着、無能、無策

例文:

  • 彼は、どんな質問にも当意即妙の答えをする。
  • 彼女は、トラブルが発生しても、当意即妙の対応で乗り切る。
  • 大臣は、記者会見で当意即妙の弁舌を振るった。

当意即妙 は、仕事や勉強だけでなく、日常生活のあらゆる場面で役立つ能力です。当意即妙になるためには、以下の点に意識することが大切です。

  • 常に向上心を持つこと
  • 周囲をよく観察すること
  • 積極的に情報収集すること
  • 失敗を恐れずに挑戦すること

当意即妙 は、誰でもできる能力です。日頃から意識的に取り組むことで、より良い人生を送ることができるでしょう。

関連情報:

参考URL:
当意即妙(とういそくみょう)とは? 意味・読み方・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書

「所変われば品変わる」とは、土地や場所によって、風俗や習慣、言葉、物産の名称などが異なること

「所変われば品変わる」とは、土地や場所によって、風俗や習慣、言葉、物産の名称などが異なること。

読み方: ところかわればしなかわる

意味:

  • 土地や場所によって、風俗や習慣、言葉、物産の名称などが異なること。
  • 価値観や考え方が場所によって異なること。

類義語:

  • 地域差
  • 方言
  • 風土
  • 文化
  • 習慣

対義語:

  • 普遍
  • 共通
  • 一様
  • 同一
  • 画一

例文:

  • アメリカではチップを払うのが習慣だが、日本では必要ない。まさに所変われば品変わるだ。
  • 関西では「おけいはん」と呼ばれるものが、関東では「京阪電車」と呼ばれる。
  • イギリスでは右ハンドル車が主流だが、日本では左ハンドル車が主流。

使い方:

  • 「所変われば品変わる」は、異なる場所や地域における文化や習慣の違いを説明する際に使われます。
  • 文章だけでなく、会話でもよく使われます。

その他:

  • 「所変われば品変わる」は、日本語の慣用句です。
  • 英語では、「When in Rome, do as the Romans do.」などの表現が近い意味になります。

関連情報:

補足:

  • 「所変われば品変わる」は、異なる文化や習慣を尊重することの大切さを教えてくれます。
  • グローバル化が進む現代社会において、ますます重要になる考え方と言えるでしょう。

関連表現:

  • 地域差
  • 方言
  • 風土
  • 文化
  • 習慣

参考URL:
所変われば品変わる(ところかわればしなかわる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「飛んで火に入る夏の虫」は、自ら危険や災難の中に飛び込んでいく愚かな行為をたとえたことわざ

「飛んで火に入る夏の虫」は、自ら危険や災難の中に飛び込んでいく愚かな行為をたとえたことわざです。

意味

夏の夜に灯りに誘われて虫が飛び回り、火傷をしてしまう様子から、「飛んで火に入る夏の虫」という言葉が生まれました。

使い方

  • 無謀な行動を取っている人に対して、戒めの言葉として使われます。
  • 危険な状況に飛び込もうとしている人に対して、思い留まらせるために使われます。
  • 自身の愚かな行動を反省する際にも使われます。

例文

  • 彼のアパルト経営は失敗する可能性が高い。まるで「飛んで火に入る夏の虫」だ。
  • ギャンブルは危険だ。ギャンブルにのめり込むのは「飛んで火に入る夏の虫」と同じだ。
  • 若気の至りで、無謀な投資をしてしまい、大損してしまった。まさに「飛んで火に入る夏の虫」だった。

類似のことわざ

  • 蓼食う虫は自ら苦を招く
  • 自縄自縛
  • 虎穴に入らずんば虎児を得ず

語源

「飛んで火に入る夏の虫」の語源は、中国の故事「愚人入灯」に由来すると言われています。

故事「愚人入灯」

昔、中国に愚かな男がいました。ある夜、男は灯りに誘われて火の中に入ってしまいました。火傷を負った男は、灯りが悪いと思い、灯りを壊してしまいました。

教訓

「飛んで火に入る夏の虫」のことわざは、無謀な行動は身を滅ぼすという教訓を伝えています。
どんなに魅力的なものであっても、危険な状況には飛び込まないように注意する必要があります。

その他

  • 「飛んで火に入る夏の虫」は、江戸時代の浄瑠璃や歌舞伎にも登場する言葉です。
  • 現代でも、テレビドラマや小説などで使われることがあります。

まとめ

「飛んで火に入る夏の虫」は、古くから伝わる教訓的なことわざです。
無謀な行動は慎み、常に冷静な判断を心がけることが大切です。

参考URL:
飛んで火に入る夏の虫(とんでひにいるなつのむし)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「同病相憐れむ」は、同じような境遇や苦しみを持つ人が互いに同情し、共感し合う様子を表す四字熟語

「同病相憐れむ」は、同じような境遇や苦しみを持つ人が互いに同情し、共感し合う様子を表す四字熟語です。

  • 読み方:どうびょうそうりん
  • 意味:同じ病気を持つ人が互いに同情し合うことから、同じような境遇や苦しみを持つ人が互いに同情し、共感し合うこと
  • 由来:中国の古典『論語』の一節「君子以文会友、以友輔仁」から

例文

  • 長年、病と闘ってきた彼ら同士は、同病相憐れむ気持ちで支え合っていた。
  • 同じ悩みを抱える者同士が集まり、互いの経験を語り合い、同病相憐れむ気持ちで励まし合った。
  • 彼は、同じ境遇の人と出会い、同病相憐れむ気持ちで親交を深めた。

類語

  • 同苦相感
  • 憂き身同士
  • 同じ釜の飯を食う
  • 苦労は人のため
  • 困っている者同士は助け合う

対義語

  • 無関心
  • 冷淡
  • 冷酷
  • 無情
  • 無慈悲

注意点

「同病相憐れむ」は、同じ境遇や苦しみを持つ人同士の共感を表す言葉ですが、同情や哀れみの意味合いも含んでいます。そのため、使う場面によっては、相手を傷つけてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

参考URL:
同病相憐れむ(どうびょうあいあわれむ)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「飛ぶ鳥を落とす勢い」とは、非常に勢いが強く、誰も敵わない様子

「飛ぶ鳥を落とす勢い」とは、非常に勢いが強く、誰も敵わない様子を表します。

由来

このことわざの由来は諸説ありますが、一般的には以下のように考えられています。

  • 鷹などの猛禽類が獲物を捕らえる様子 から生まれたと考えられています。猛禽類は獲物を狙って急降下し、ものすごい勢いで捕らえます。この様子が、「飛ぶ鳥を落とす勢い」という言葉の由来になったと考えられます。
  • 戦国時代の武将の勢い から生まれたと考えられています。戦国時代の武将の中には、圧倒的な兵力と勢いで敵をなぎ倒していく者がいました。このような武将の様子が、「飛ぶ鳥を落とす勢い」という言葉の由来になったと考えられます。

意味

「飛ぶ鳥を落とす勢い」という言葉は、以下のような意味で使われます。

  • 非常に勢いが強く、誰も敵わない
  • 圧倒的な力を持つ
  • 目覚ましい活躍をする
  • 順調に成長・発展する

使い方

このことわざは、以下のような状況で使われます。

  • スポーツ選手が好調で、連戦連勝している
  • 企業が業績を伸ばし、勢いに乗っている
  • 政治家が選挙で圧勝する
  • 流行が拡大し、多くの人を巻き込む

例文

  • 「彼は最近、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍している。」 (He's been on a hot streak lately.)
  • 「その会社は、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長している。」 (The company is growing at an astonishing rate.)
  • 「彼は飛ぶ鳥を落とす勢いで選挙に勝利した。」 (He won the election in a landslide.)
  • 「その商品は、飛ぶ鳥を落とす勢いで売れている。」 (The product is selling like hotcakes.)

類義語

  • 目覚ましい活躍
  • 圧倒的な力
  • 快進撃
  • 勢いに乗る

対義語

  • 低迷
  • 不振
  • 苦戦
  • 停滞

参考URL:
飛ぶ鳥を落とす勢いとは権力や威勢が盛んな様子!由来や使い方を例文でご紹介 | Domani

「時を稼ぐ」とは、必要とする時間を確保するために、時間かせぎをすることを意味する慣用句

「時を稼ぐ」とは、必要とする時間を確保するために、時間かせぎをすることを意味する慣用句です。

意味:

  • 目的を達成するために、必要な時間を確保するために、様々な手段を用いて時間を延長することです。
  • 敵の攻撃を遅らせたり、準備時間を確保したり、交渉の材料を集めたりするなど、状況に応じて様々な方法で時間を稼ぎます。

使い方:

  • 時間的な制約がある状況で、時間を確保する必要がある時に使うことが多いです。
  • 緊急時やピンチの状況で、冷静に状況を打開するために時間を稼ぐ必要がある場合にも使用できます。

例文:

  • 彼は、警察の追跡を逃れるために、必死に時間を稼いだ。
  • 彼女は、プレゼンテーションの準備が間に合わないため、時間を稼ぐために質問を投げかけた。
  • 彼らは、援軍が到着するまで、敵を足止めするために時間を稼いだ。

類義語:

  • 時間を延ばす
  • 時間を延長する
  • 時間を確保する
  • 時間をかせぐ
  • 時間を空ける

対義語:

  • 時間を無駄にする
  • 時間を浪費する
  • 時間を忘れる
  • 時間に追われる
  • 時間厳守

補足:

  • 「時を稼ぐ」 は、日本語の日常会話でよく使われる表現です。
  • 英語では、"buy time" や "stall for time" など、状況に合わせて訳語が異なります。

例文:

  • 会社は、資金繰りを改善するために、時間を稼ぐ必要がある。
  • 彼は、手術を受ける前に、家族と過ごす時間を稼ぎたいと思っている。
  • 彼女は、試験勉強に集中するために、時間を稼ぐ必要がある。

「時を稼ぐ」 は、限られた時間の中で最大限の成果を出す ためには、非常に重要な戦略となります。

参考URL:
時を稼ぐ(ときをかせぐ)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「鳥なき里の蝙蝠」とは、優れた者や強い者のいない所では、つまらない者が幅をきかすことのたとえ

「鳥なき里の蝙蝠」とは、優れた者や強い者のいない所では、つまらない者が幅をきかすことのたとえです。

意味

鳥がいない里では、コウモリが鳥のように偉そうに振る舞うことから、優れた者や才能のある者がいない環境では、能力が低い者が偉そうに振る舞う様子をたとえたものです。

例文

  • あの会社は、優秀な人材が流出してしまったため、「鳥なき里の蝙蝠」のような状態だ。

  • 部署にリーダーがいないため、「鳥なき里の蝙蝠」で、誰も責任を取ろうとしない。

  • 彼は、学歴も職歴もないのに、「鳥なき里の蝙蝠」で偉そうにしている。

    類似の慣用句

  • 井の中の蛙(いの中のかわず - 井の中の蛙 meaning a frog in a well)

  • 山椒の魚(さんしょうのさかな - 山椒の魚 meaning a fish seasoned with pepper)

  • 一騎当千(いっきとうせん - 一騎当千 meaning a single warrior worth a thousand)

    まとめ

    「鳥なき里の蝙蝠」という言葉は、優れた者や才能のある者がいない環境では、能力が低い者が偉そうに振る舞う様子をたとえた慣用句です。覚えておくと、文章表現を豊かにすることができます。

    補足

    この慣用句は、皮肉や批判的な意味合いを持つことが多いので、使う際は注意が必要です。相手に対して失礼にならないように、状況をよく判断してから使うようにしましょう。

参考URL:
鳥なき里の蝙蝠(とりなきさとのこうもり)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「頭角を現す」とは、大勢の中で、優れた才能や能力を持つ人が、徐々にその存在を認められ、目立ってくること

「頭角を現す」とは、日本語で以下の意味を持つ表現です。

意味:

  • 大勢の中で、優れた才能や能力を持つ人が、徐々にその存在を認められ、目立ってくること
  • 潜在的な能力が開花し、将来を嘱望されるようになること

使い方:

  • 主に、若い人や新人などが、才能や能力を発揮し、将来有望であることを表す際に用いられます。
  • 以下のような文脈で使われます。

    • 彼は、新人ながら頭角を現し、チームのエースとなった。
    • 彼女は、コンテストで優勝し、歌手の頭角を現した。
    • 近年、AI技術は目覚ましい進歩を遂げ、頭角を現している。

類義語:

  • 嶄然として頭角を現す
  • 才能を開花させる
  • 将来を嘱望される
  • 名を成す
  • 脚光を浴びる
  • 注目される

例文:

  • 彼は、新人ながら頭角を現し、チームのエースとなった。
  • 彼女は、コンテストで優勝し、歌手の頭角を現した。
  • 近年、AI技術は目覚ましい進歩を遂げ、頭角を現している。

参考URL:
頭角を現す(とうかくをあらわす)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書