「微に入り細を穿つ」とは、物事の細かいところまで徹底的に調べたり、考えたりするという意味の四字熟語です。
「微」は、小さいこと、細かいことという意味です。
「入」は、入り込む、深く関わるという意味です。
「細」は、細かいこと、些細なことという意味です。
「穿」は、穴をあける、突き通すという意味です。つまり、物事の表面だけでなく、奥底まで深く掘り下げて探求するという意味合いになります。
例文
- 歴史家は、文献を微に入り細を穿って研究している。
- 名探偵は、事件の真相を微に入り細を穿って追究した。
- 優秀な職人は、製品を微に入り細を穿って磨き上げる。
使い方
「微に入り細を穿つ」は、努力や熱意を表現したい場合によく使われます。また、物事に対して真摯に取り組む姿勢を表す場合にも使われます。
類義語
- 徹底的に調べる
- 隅々まで調べる
- 細部まで調べる
- 緻密に調べる
- 綿密に調べる
- 精密に調べる
- 深掘りする
- 追求する
- 探求する
- 研究する
その他
「微に入り細を穿つ」は、褒め言葉として使われることが多いですが、皮肉や批判の意味で使うこともできます。
例:
- 新入社員は、まだ仕事に慣れていないため、書類作成に微に入り細を穿って時間がかかってしまう。
- あの学者は、些細なことにこだわりすぎて、論文の完成が遅れている。
- 警察は、犯人を微に入り細を穿って追跡している。
参考URL:
微に入り細を穿つ(びにいりさいをうがつ)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書