「目を通す」は、ざっと見るという意味の慣用句

「目を通す」は、ざっと見るという意味の慣用句です。書類や文章などを、全体的な内容を把握するために、一通り見ることを指します。

  1. 解説

「目」は、見るという意味の言葉であり、「通す」は、通り過ぎるという意味の言葉です。つまり、「目を通す」とは、見るために通り過ぎるという意味になり、全体をざっと見るという意味になります。

この慣用句は、書類や文章などを、内容を理解するために詳しく読むわけではないことを表す場合によく使われます。例えば、上司から提出された書類に目を通す、メールに目を通す、ニュース記事に目を通す などのように使われます。

  1. 用例
  • 上司から提出された書類に目を通して、修正点を指摘する。
  • メールに目を通して、返信する。
  • ニュース記事に目を通して、世の中の動向を把握する。
  • 契約書に目を通してから、サインをする。
  • レポートに目を通して、誤字脱字がないかを確認する。
  1. 敬語表現

「目を通す」を丁寧語で表現する場合は、「目を通させていただきます」、「目を通拝させていただきます」、「目を通させていただけますでしょうか」 などのように言います。

  1. 類義語
  • ざっと見る
  • さらっと見る
  • 通読する
  • 閲覧する
  • 一瞥する
  1. 対義語
  • 詳しく読む
  • 精読する
  • 熟読する
  • 研究する
  • 分析する
  1. 英語表現

「目を通す」を英語で表現する場合には、skim through や scan などの表現がよく使われます。

  • I skimmed through the email to get the gist of it. (英語での例)
  1. その他

「目を通す」は、ビジネスシーンや日常生活など、様々な場面でよく使われる慣用句です。書類や文章などを効率的に処理したい時などに、「目を通す」という表現を使うと便利です。

  1. 注意点

「目を通す」は、内容を理解するために詳しく読むわけではないことを表す表現であるため、重要な書類や文章などは、必ず詳しく読むようにしましょう。

  1. まとめ

「目を通す」は、書類や文章などをざっと見るという意味の慣用句です。ビジネスシーンや日常生活など、様々な場面でよく使われます。書類や文章などを効率的に処理したい時などに、「目を通す」という表現を使うと便利です。

しかし、重要な書類や文章などは、必ず詳しく読むようにしましょう。

参考URL:
「目を通す」は敬語ではない? 正しい意味と目上の人に使う際の言い換え表現を解説|「マイナビウーマン」

「冥利に尽きる」は、自分の身分や商売などによって得られる利益が、あまりにも多くてありがたいという意味

「冥利に尽きる」は、自分の身分や商売などによって得られる利益が、あまりにも多くてありがたいという意味のことわざです。

  1. 解説

「冥利」は、神仏の加護によって知らず知らずの間に与えられる幸福・利得・恩恵という意味の言葉です。「尽きる」は、いっぱいになるという意味の言葉です。つまり、「冥利に尽きる」とは、神仏の加護によって、自分の身分や商売などによって得られる利益が、あまりにも多くてありがたいという意味になります。

このことわざは、自分が得ている利益に対して感謝の気持ちを持つという意味で使われます。また、自分の身分や境遇に満足しているという意味でも使われます。

  1. 用例
  • 小さな居酒屋を営む彼は、常連客に恵まれ、毎日忙しく働いている。「冥利に尽きる」ことだ。
  • 医師として、多くの人の命を救うことができ、とてもやりがいを感じている。「冥利に尽きる」ことだ。
  • 貧しい暮らしではあるが、家族が健康で仲良く暮らせていることに感謝している。「冥利に尽きる」ことだ。
  1. 類義語
  • 身分不相応
  • 天佑
  • 神通力
  • 福運
  • 幸運
  1. 対義語
  • 不幸
  • 不運
  • 不遇
  • 不満
  • 不平不満
  1. 英語表現

「冥利に尽きる」を英語で表現する場合には、I am truly grateful for the blessings I have received. などの表現がよく使われます。

  • I am truly grateful for the blessings I have received as a small innkeeper. (英語での例)
  1. その他

「冥利に尽きる」ということわざは、江戸時代に生まれたと言われています。当時の人々は、神仏の加護によって、身分や商売などによって得られる利益がもたらされると考えていました。

現代社会においても、自分の「冥利」に感謝することは大切です。自分の「冥利」に感謝することで、幸せな人生を送ることができるでしょう。

  1. まとめ

「冥利に尽きる」は、自分の身分や商売などによって得られる利益が、あまりにも多くてありがたいという意味のことわざです。自分の「冥利」に感謝することで、幸せな人生を送ることができるでしょう。

参考URL:
冥利に尽きる(みょうりにつきる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「腹を固める」は、決意を固め、どんなことがあっても譲らない覚悟をするという意味

「腹を固める」は、決意を固め、どんなことがあっても譲らない覚悟をするという意味のことわざです。

  1. 解説

「腹」は、心の奥底を表す言葉であり、「固める」は、しっかりと決意するという意味の言葉です。つまり、「腹を固める」とは、心の奥底から決意を固め、どんなことがあっても譲らない覚悟をするという意味になります。

このことわざは、困難な状況に直面した時や、重要な決断を迫られた時などに、強い意志を持って行動するという意味で使われます。

  1. 用例
  • 試験を前に、彼は腹を固めて勉強に励んだ。
  • 社長は、会社を立て直すために腹を固めた。
  • 彼女は、彼と別れることを腹を固めた。
  1. 類義語
  • 決意する
  • 覚悟を決める
  • 腹を決める
  • 意志を固める
  • 断固たる決意で
  1. 対義語
  • 迷う
  • 躊躇する
  • 諦める
  • 気持ちが揺らぐ
  • 意志が弱い
  1. 英語表現

「腹を固める」を英語で表現する場合には、make up one's mind や resolve to do something などの表現がよく使われます。

  • He made up his mind to study hard before the exam. (英語での例)
  1. その他

「腹を固める」ということわざは、時代劇や小説などでもよく使われる表現です。また、スポーツ選手などが、試合前に腹を固めて勝利を誓うというように、決意を表明する際にも使われます。

  1. 注意点

「腹を固める」は、強い意志を持って行動することを意味しますが、周囲の人々の意見を無視したり、押し付けたりするのは良くありません。状況に応じて柔軟に考えることも大切です。

  1. まとめ

「腹を固める」は、決意を固め、どんなことがあっても譲らない覚悟をするという意味のことわざです。困難な状況に直面した時や、重要な決断を迫られた時などに、強い意志を持って行動するという意味で使われます。

しかし、強い意志を持つことは重要ですが、周囲の人々の意見にも耳を傾け、状況に応じて柔軟に考えることも大切です。

参考URL:
腹を固める〔腹が固まる〕 | ルーツでなるほど慣用句辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス

「天は自ら助くる者を助く」は、自助努力する者にこそ神仏の加護があり、成功が与えられるという意味

「天は自ら助くる者を助く」は、自助努力する者にこそ神仏の加護があり、成功が与えられるという意味のことわざです。

  1. 解説

このことわざは、古くから西洋に伝わる格言が、明治時代初期に中村正直によって日本語訳されたものです。英語では "Heaven helps those who help themselves." と言われ、キリスト教の教えに基づいていると考えられています。

キリスト教では、神は人間に自由意志を与え、自らの力で努力することを求めていると考えられています。そのため、自ら率先して行動し、努力する人こそが神仏の助けを得ることができ、成功を収めることができるという信仰に基づいています。

  1. 用例
  • 彼はいかなる困難にも負けずに努力を続けた結果、ついに成功を収めた。まさに「天は自ら助くる者を助く」だ。
  • 才能があっても努力しなければ成功することはできない。「天は自ら助くる者を助く」という言葉通りだ。
  • 諦めずに努力し続ければ、必ず道は開ける。「天は自ら助くる者を助く」という言葉を信じて頑張ろう。
  1. 類義語
  • 自助努力
  • 努力は報われる
  • 人事を尽くして天命を待つ
  • 地道な努力
  • コツコツと努力する
  1. 対義語
  • 他力本願
  • 才能主義
  • 運任せ
  • 努力が足りない
  • 諦める
  1. 英語表現

「天は自ら助くる者を助く」を英語で表現する場合には、"Heaven helps those who help themselves." という表現がよく使われます。

  • He never gave up and kept trying, and finally he achieved success. That's the way it is: "Heaven helps those who help themselves." (英語での例)
  1. その他

「天は自ら助くる者を助く」ということわざは、自己啓発書やビジネス書などでもよく取り上げられています。成功するために必要な考え方として、このことわざが紹介されています。

  1. 注意点

このことわざは、あくまでも「一般的に自助努力する人こそ成功を収める」という考えに基づいていることを忘れずに、状況に応じて柔軟に考えることが大切です。

  1. まとめ

「天は自ら助くる者を助く」は、自助努力の大切さを説いたことわざです。成功するためには、まず自分自身で努力することが重要であることを教えてくれます。

しかし、このことわざは万能ではありません。才能や運などの要素も、成功には影響を与えます。状況に応じて、様々な要素を考慮しながら行動することが大切です。

参考URL:
天は自ら助くる者を助く(てんはみずからたすくるものをたすく)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「正直の頭に神宿る」は、正直な人こそ神仏の加護を受け、必ず良い結果を得られるという意味

「正直の頭に神宿る」は、正直な人こそ神仏の加護を受け、必ず良い結果を得られるという意味のことわざです。

  1. 解説

このことわざは、古くから日本人に伝わる倫理観を表しており、誠実さや正直さを重んじる精神に基づいています。

正直な人は、嘘をついたり、人を騙したりすることなく、常に真摯な態度で行動します。そのため、周囲の人々から信頼され、尊敬されるようになります。また、正直な人自身も、心の平安を得ることができ、幸せな人生を送ることができるでしょう。

神仏は、正しく生きようと努力する人々を守り、導いてくれると考えられていました。そのため、「正直の頭に神宿る」ということわざは、正直な生き方が人生の成功につながるという信仰に基づいていると言えます。

  1. 用例
  • 彼はいかなる時も正直に物事を話すので、多くの人から信頼されている。まさに「正直の頭に神宿る」だ。
  • どんなに困難な状況でも、正直に生き抜けば必ず良い結果が得られる。「正直の頭に神宿る」という言葉通りだ。
  • 嘘をついたり、人を騙したりすれば、いずれ必ず自分が苦しむことになる。「正直の頭に神宿る」という言葉を忘れずに生きよう。
  1. 類義語
  • 正直は百の弁に勝る
  • 正直者は損をする
  • 悪銭身につかず
  • 真実のみが人を自由にする
  • 誠実な人はどこでも通用する
  1. 対義語
  • 嘘つき
  • 詐欺師
  • 裏切り者
  • 不誠実
  • 不正
  1. 英語表現

「正直の頭に神宿る」を英語で表現する場合には、Honesty is the best policy. ということわざがよく使われます。このことわざは、「正直は一番の策」という意味であり、「正直の頭に神宿る」とほぼ同じ意味になります。

  • He is always honest in everything he does, so he is trusted by many people. That's the way it is: "Honesty is the best policy." (英語での例)
  1. その他

「正直の頭に神宿る」ということわざは、子供向けの絵本やアニメなどでもよく取り上げられています。子供たちに、正直に生きることの大切さを教えるために、このことわざが使われているのです。

  1. 注意点

このことわざは、あくまでも「一般的に正直な人こそ良い結果を得られる」という考えに基づいています。必ずしも全ての正直な人が良い結果を得られるわけではなく、逆に「正直者が馬鹿を見る」というような場合もあることを忘れてはいけません。

  1. まとめ

「正直の頭に神宿る」は、正直な生き方が人生の成功につながるという、古くから日本人に伝わる倫理観に基づいたことわざです。子供たちに正直さの大切さを教える際にもよく使われることわざです。

しかし、このことわざはあくまでも「一般的に正直な人こそ良い結果を得られる」という考えに基づいていることを忘れずに、状況に応じて柔軟に考えることが大切です。

参考URL:
正直の頭に神宿る(しょうじきのこうべにかみやどる)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「旧交を温める」とは、昔からの友人や知人と久しぶりに会ったり、連絡を取ったりして、昔のような親しい関係を取り戻すこと

「旧交を温める」とは、昔からの友人や知人と久しぶりに会ったり、連絡を取ったりして、昔のような親しい関係を取り戻すことを意味する慣用句です。

  1. 解説

「旧交」は、昔からの交際という意味、「温める」は、冷めたものを暖かくすることという意味の言葉です。つまり、「旧交を温める」とは、昔からの関係が冷めてしまっているのを、再び暖かくすることという意味になります。

この慣用句は、長い間会っていなかった友人や知人に久しぶりに連絡を取ったり、会ったりして、昔のような親しい関係を取り戻したいという気持ちを表すときに使われます。

  1. 用例
  • 大学の同窓会で、久しぶりに旧交を温めた。
  • 久しぶりに連絡したら、旧交を温めるために食事に行くことになった。
  • 仕事の関係で地方に行ったついでに、旧友を訪ねて旧交を温めた。
  1. 類義語
  • 懐かしい顔に会う
  • 再会する
  • 昔話に花を咲かせる
  • 昔にタイムスリップする
  • 昔のような気持ちに戻る
  1. 対義語
  • 疎遠になる
  • 断ち切る
  • 縁を切る
  • 忘れ去られる
  • 記憶から消える
  1. 英語表現

「旧交を温める」を英語で表現する場合には、reconnect with old friends や catch up with old friends などの表現がよく使われます。

  • I went to my college reunion and reconnected with old friends. (英語での例)
  1. その他

「旧交を温める」は、人生の節目に訪れることが多い表現です。例えば、大学卒業や転職、引っ越しなどのタイミングで、久しぶりに連絡を取ったり、会ったりして、旧交を温めることがあります。

また、SNSの普及により、久しぶりに連絡を取っていなかった友人や知人と簡単に連絡を取れるようになったため、「旧交を温める」という機会も増えています。

  1. まとめ

「旧交を温める」は、昔からの友人や知人と久しぶりに会ったり、連絡を取ったりして、昔のような親しい関係を取り戻すことを意味する慣用句です。人生の節目やSNSの普及によって、「旧交を温める」という機会も増えています。

参考URL:
旧交を温める(きゅうこうをあたためる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「金の切れ目が縁の切れ目」は、金銭的な利益がなくなった時点で人間関係も途切れてしまうという意味

「金の切れ目が縁の切れ目」は、金銭的な利益がなくなった時点で人間関係も途切れてしまうという意味のことわざです。男女関係だけでなく、友人関係やビジネス関係など、様々な人間関係に当てはめることができます。

  1. 解説

このことわざは、江戸時代に生まれたと言われています。当時の人々は、生活のために金銭を稼ぐことが重要であり、金銭的な余裕がなければ人間関係を維持することが難しかったからです。

現代社会においても、金銭的な問題が人間関係に影響を与えることは少なくありません。例えば、お金を借りたことがきっかけで揉めてしまったり、経済状況が悪化して友人と疎遠になったりといったケースがあります。

しかし、金銭的な問題だけが人間関係を左右するわけではありません。互いを尊重し、思いやりを持って接することができれば、金銭的な問題があっても良好な関係を築き続けることは可能です。

  1. 用例
  • 彼はお金持ちだったから、たくさんの友達がいたけれど、貧乏になったら誰も相手にしてくれなくなった。まさに「金の切れ目が縁の切れ目」だね。
  • 会社が倒産して、取引先との付き合いも途切れてしまった。やはり「金の切れ目が縁の切れ目」なんだ。
  • お金はなくても、心からの友情は失いたくない。
  1. 類義語
  • 金がなければ人は寄らず
  • 貧すれば鈍する
  • 銭金は天下の回り物
  • 金持ち喧嘩せず
  • 金は人を狂わせる
  1. 対義義語
  • 真の友情
  • 義理人情
  • 心の繋がり
  • 精神的な豊かさ
  • 価値観の共有
  1. 英語表現

「金の切れ目が縁の切れ目」を英語で表現する場合には、Money makes the world go round. という慣用句がよく使われます。この慣用句は、お金が世の中を動かすという意味であり、「金の切れ目が縁の切れ目」とほぼ同じ意味になります。

  • He had many friends when he was rich, but once he became poor, no one would even talk to him. That's the way the world works. (英語での例)
  1. その他

「金の切れ目が縁の切れ目」は、人間関係の複雑さを皮肉った表現でもあります。お金がなくても良好な関係を築き続けることは可能ですが、現実には金銭的な問題が人間関係に大きな影響を与えることも少なくありません。

  1. 注意点

このことわざは、金銭的な価値を過剰に評価しているという批判もあります。人間関係においては、金銭以外にも様々な価値観が存在します。お金で買えないものもあることを忘れてはいけません。

  1. まとめ

「金の切れ目が縁の切れ目」は、金銭的な問題が人間関係に影響を与えるという現実を反映した、皮肉めいたことわざです。しかし、金銭的な価値だけが人間関係を左右するわけではありません。互いを尊重し、思いやりを持って接することができれば、金銭的な問題があっても良好な関係を築き続けることは可能です。

参考URL:
金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「一刻を争う」は、一刻たりとも無駄にできないほど、非常に急ぎが必要であるという意味

「一刻を争う」は、一刻たりとも無駄にできないほど、非常に急ぎが必要であるという意味の慣用句です。

  1. 解説

「一刻」は、時間単位の一つで、約1時間6分40秒に相当します。つまり、「一刻を争う」とは、1時間6分40秒でも無駄にできないほど急いでいるという意味になります。

この慣用句は、人命に関わるような緊急事態や、重大な決断を迫られている状況など、一刻の猶予も許されない場面で使われます。

  1. 用例
  • 重病人が搬送された。一刻を争う事態だ。
  • 地震発生から時間が経つにつれ、救助隊の焦りは一刻を争うものとなった。
  • 試験開始まであと30分しかない。一刻を争って復習する。
  1. 類義語
  • 緊急事態
  • 一刻の猶予も許されない
  • 瞬時の判断が必要
  • 生死を分ける
  • 水面下で火花を散らす
  1. 対義語
  • ゆっくりと
  • 慌てない
  • 時間をかけて
  • じっくりと考える
  • 余裕を持って
  1. 英語表現

「一刻を争う」を英語で表現する場合には、状況に応じて様々な表現を使うことができます。

  • 緊急事態を表す場合:
    • a life-or-death situation
    • an emergency
    • a critical situation
  • 一刻の猶予も許されないという意味を表す場合:
    • not a moment to lose
    • there is no time to spare
    • it is a matter of urgency
  • 重大な決断を迫られている状況を表す場合:
    • facing a difficult decision
    • under pressure to make a decision
    • in a dilemma

  • The patient was rushed to the hospital. It was a life-or-death situation. (緊急事態を表す場合)
  • The firefighters raced to the burning building. There was no time to spare. (一刻の猶予も許されないという意味を表す場合)
  • The CEO had to make a difficult decision about the company's future. He was under pressure to make a decision quickly. (重大な決断を迫られている状況を表す場合)
  1. その他

「一刻を争う」は、時代劇や小説などでもよく使われる表現です。また、比喩表現として、物事の重要性を強調するために使われることもあります。

  1. 注意点

「一刻を争う」は、非常に強い表現であるため、軽々しく使うべきではありません。本当に急ぎが必要な場面でのみ使うようにしましょう。

  1. まとめ

「一刻を争う」は、時間的な制約が非常に厳しい状況を表す慣用句です。使う際には、その意味合いをよく理解した上で、適切な表現を選ぶようにしましょう。

参考URL:
一刻を争う(イッコクヲアラソウ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「後は野となれ山となれ」は、当面のことさえ済めば、その先のことや、その結果はどうなっても構わないという意味

「後は野となれ山となれ」は、当面のことさえ済めば、その先のことや、その結果はどうなっても構わないという意味のことわざです。

  1. 解説

「野」と「山」は、人の手が入っていない荒れた土地を表しており、放置すれば荒廃してしまうことを意味しています。つまり、「後は野となれ山となれ」と言うことは、自分たちの責任は果たしたが、その後のことはもうどうでもいいと開き直っているようなニュアンスになります。

このことわざは、ネガティブな意味合いで使われることが多く、無責任や投げやりといった印象を与えることがあります。しかし、状況によっては、吹っ切
れて前に進むという意味で、ポジティブな意味合いで使われることもまれにあります。

  1. 用例
  • 会社を辞めて、後は野となれ山となれだ。
  • 選挙の結果は、後は野となれ山となれだ。
  • もうどうでもいい、後は野となれ山となれだ。
  1. 類義語
  • 後のことは知らぬ
  • 知らぬ顔の半兵衛
  • 背水の陣
  • 破滅に向かって突き進む
  • 玉砕
  1. 対義語
  • 責任を持って最後までやり遂げる
  • 最後まで諦めない
  • どんな結果になろうとも受け入れる
  • 善後策を講じる
  • 責任を転嫁しない
  1. 英語表現

「後は野となれ山となれ」を英語で表現する場合には、状況に応じて様々な表現を使うことができます。

  • 無責任な態度を表す場合:
    • I don't care what happens after that.
    • It's publish of my business what happens next.
    • I'm washing my hands of it.
  • 投げやりな態度を表す場合:
    • Whatever happens, happens.
    • Let it be.
    • I give up.
  • 吹っ切れて前に進むという意味でポジティブな意味合いで使われる場合:
    • I'm moving on.
    • I'm putting it behind me.
    • I'm starting fresh.

  • I quit my job and I don't care what happens after that. (無責任な態度を表す場合)
  • The election results are in, and it's publish of my business what happens next. (投げやりな態度を表す場合)
  • I broke up with my boyfriend, but I'm moving on. (吹っ切れて前に進むという意味でポジティブな意味合いで使われる場合)
  1. その他

「後は野となれ山となれ」は、時代劇や小説などでもよく使われる表現です。また、比喩表現として、物事の結末がどうなるかわからないという意味で使われることもあります。

  1. 注意点

「後は野となれ山となれ」は、無責任や投げやりといった印象を与える表現であるため、使う際には注意が必要です。特に、仕事や人間関係などの重要な場面で使う場合は、誤解を招かないように慎重に表現を選ぶことが大切です。

  1. まとめ

「後は野となれ山となれ」は、状況や使い方によって様々な意味合いを持つことわざです。使う際には、その意味合いをよく理解した上で、適切な表現を選ぶようにしましょう。

参考URL:
ことわざ「後は野となれ山となれ」の意味と正しい使い方|@DIME アットダイム

「目をつり上げる」は、怒りや不快感、敵意などの感情を表現

「目をつり上げる」は、怒りや不快感、敵意などの感情を表現するため使われます。

  1. 怒ったり、睨んだりして、目を吊り上げる

これは、「目尻を吊り上げる」とも言い、怒りや不快感、敵意などの感情を表現するために使われます。具体的には、以下のような場合に、「目をつり上げる」と表現されます。

  • 相手が何か腹立たしいことを言ったとき
  • 何か気に入らないことがあったとき
  • 相手を威圧したいとき

例文

  • 上司に怒られて、目をつり上げた。
  • 子供がいたずらをして、母親が目を吊り上げた。
  • ライバル選手に睨まれて、目を吊り上げた。
  1. 目を大きく見開く

これは、「目を吊り上げて見る」とも言い、驚きや恐怖、真剣さなどの感情を表現するために使われます。具体的には、以下のような場合に、「目をつり上げる」と表現されます。

  • 何か驚くべきものを見たとき
  • 何か恐ろしいものを見たとき
  • 集中して何かを見ようとしているとき

例文

  • 奇妙な物体を目にして、目を吊り上げた。
  • 突然現れた幽霊に、目を吊り上げた。
  • 試験問題に集中して、目を吊り上げた。
  1. その他

まれに、「目をつり上げる」は、目を吊り上げるような化粧をするという意味で使われることもあります。

  1. 語源

「目をつり上げる」の語源は、江戸時代の歌舞伎にあると言われています。歌舞伎では、悪役などが怒りや憎しみを表現するために、目を吊り上げるような演技をすることがよくありました。

  1. 類義語
  • 怒りつける
  • 睨む
  • しかめっ面をする
  • 目を白黒させる
  • 目を丸くする
  • 目を輝かせる
  1. 英語表現

「目をつり上げる」を英語で表現する場合には、状況に応じて様々な表現を使うことができます。

  • 怒りや不快感を表す場合:
    • glare at
    • scowl at
    • frown at
  • 驚きや恐怖を表す場合:
    • stare at in surprise
    • gape at in horror
    • widen one's eyes in astonishment

  • The man glared at me angrily. (怒りや不快感を表す場合)
  • The child stared at the monster with wide eyes. (驚きや恐怖を表す場合)
  1. 注意点

「目をつり上げる」は、攻撃的な表現であるため、相手を不快にさせる可能性があります。使う際には、状況や相手との関係性をよく考えて使うことが大切です。

参考URL:
「目を吊り上げる」の言い換えや類語・同義語-Weblio類語辞典