「空前絶後」とは、過去にも例がなく、未来にも起こりえないほど珍しいことという意味の四字熟語です。
読み方
- くうぜんぜつご
語源
- 中国の古典『文心雕龍』の「古今無双、独歩一時」から
意味
「空前絶後」は、これまでにないほど素晴らしい、他に類を見ないほど貴重な事柄を表すときに用いられます。
使い方
「空前絶後」は、以下のような場面で用いられます。
- 歴史的な出来事を形容するとき
- 非常に珍しい現象を説明するとき
- 偉大な人物やその業績を称えるとき
例文
- 人類初の月面着陸は、空前絶後の出来事だった。
- 今回の地震は、空前絶後の規模だった。
- 彼の才能は、空前絶後で、多くの人々を魅了した。
類義語
- 未曾有
- 前代未聞
- 古今無双
- 独歩一時
- 空古絶今
対義語
- ありふれた
- 平凡
- よくある
- 陳腐
- 凡庸
英語表現
- unprecedented
- unparalleled
- unheard of
- unique
- phenomenal
注意点
「空前絶後」は、本当に稀有な出来事に対してのみ使用すべき言葉です。大げさに使いすぎると、その意味が薄れてしまうので注意が必要です。
補足
「空前絶後」は、ポジティブな意味で使われることが多いですが、ネガティブな意味で使われることもあります。