「蝸牛角上の争い」とは、小さな物事、つまらないことで争うことのたとえ。
意味:
- 小さな物事、つまらないことで争うことのたとえ。
- 大局的な視点から見ると、取るに足らない争いであることを表す。
- 中国の古典「荘子」にある寓話「蝸牛角上の争い」に由来する故事成語。
例:
- 二人の子供は、おもちゃの取り合いで蝸牛角上の争いをしていた。
- 会社の派閥争いは、蝸牛角上の争いに過ぎない。
- 国際社会における領土問題も、宇宙の広大さから見れば蝸牛角上の争いである。
類義語:
- 鶏口牛後
- 井の中の蛙大海を知らず
- 鼠輩の争い
- 小事紛争
- 無意味な争い
対義語:
- 大局観
- 寛容
- 和合
- 平和
- 共存
補足:
- 蝸牛はカタツムリのことで、角は非常に小さいものです。
- その角の上で争うという設定は、いかに取るに足らない争いかを強調しています。
- この故事成語は、現代社会においても、様々な場面で用いられています。
- 政治、経済、スポーツなど、様々な分野における争いが、蝸牛角上の争いに例えられることがあります。
参考URL:
蝸牛(かぎゅう)角上(かくじょう)の争(あらそ)い | 今週のことわざ(三省堂辞書編集部) | 三省堂 ことばのコラム
例文:
- 彼らは些細なことで争い、蝸牛角上の争いを繰り広げていた。
注意:
- この故事成語は、争っている人を批判するために用いる場合が多いです。
- 使用する際は、相手を不必要に刺激しないよう注意する必要があります。