「藁にもすがる」とは、どんな頼りないものでも頼りにしようとする様子を表す慣用句。
意味:
- 溺れる人が藁をもつかむように、どんな頼りないものでも頼りにしようとする様子を表す慣用句。
- 非常に困った状況で、少しでも助かる可能性を求めて、どんな手段でも縋ろうとする。
- 英語では "grasp at straws" と表現できます。
例:
- 病気の息子を助けようと、両親は藁にもすがる思いで治療法を探した。
- 会社が倒産寸前となり、従業員たちは藁にもすがる思いでリストラ回避策を考えた。
- 彼は、試験に落ちたショックで、藁にもすがる思いで大学に再受験を申し込んだ。
類義語:
- 命懸け
- 背水の陣を敷く
- 一か八か
- 死に物狂い
- 最後の手段
対義語:
- 余裕がある
- 確実な方法
- 安心
- 安全
- 確信
補足:
- 「藁」は、稲わらなど、役に立たないような軽いものを指す。
- この慣用句は、非常に切羽詰まった状況を表すため、深刻な場面で使用されます。
参考URL:
藁にも縋る(わらにもすがる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
例文:
- 彼は、犯罪の嫌疑をかけられ、藁にもすがる思いで無実を証明しようとした。
「藁にもすがる」という言葉は、
人間の
強い生存本能
と
希望を捨てない心
を表す
力強い言葉です。
状況に合わせて、適切に使用することが大切です。