「引かれ者の小唄」とは、江戸時代に、罪人が刑場に引き立てられる際に、虚勢を張って鼻歌などを歌っていた様子を表す慣用句
意味
江戸時代に、罪人が刑場に引き立てられる際に、虚勢を張って鼻歌などを歌っていた様子を表す慣用句です。
語源
江戸時代、罪人は裸馬に乗せられ刑場へと引き立てられました。その際、罪人が虚勢を張って鼻歌などを歌うことで、平静を装っていたことから、「引かれ者の小唄」と呼ばれるようになりました。
使い方
- 負け惜しみを言ったり、強がりを言ったりする時に使う。
- 明らかに不利な状況にありながら、平静を装う時に使う。
例文
- 試験に落ちて落ち込んでいる友達に、「引かれ者の小唄」を歌っているように元気を出せと励ました。
- 会社が倒産する寸前なのに、社長は「引かれ者の小唄」を歌っているように楽観視していた。
類義語
- 負け惜しみ
- 強がり
- 強弁
- 虚勢
- 負け犬の遠吠え
対義語
- 素直に認める
- 潔く負ける
- 諦める
補足
この言葉は、必ずしも悪い意味で使われるわけではありません。