「千秋楽」とは、複数日にわたって同じ演目を行う興行において、「最終日」を指す業界用語です。
意味
千秋楽は、複数日にわたって同じ演目を行う興行において、「最終日」を指す業界用語です。 縮めて楽日(らくび)や楽(らく)ともいわれる。 本来は江戸期の歌舞伎や大相撲における用語だったが現在では広く演劇や興行一般で用いられている。 転じて、物事の終わりや最後を意味する。
語源
千秋楽の語源は諸説あるが、
- 雅楽を演奏する際、1日の最後の曲には祝言の意味から「千秋楽」を演奏することが多かったという古い風習
- 能の付祝言において、「高砂」キリの「千秋楽は民を撫で」以下が謡われることが多かったため
などが有力とされている。
千秋楽の特徴
- 千秋楽は、その公演の集大成として、特別な演出や挨拶が行われることが多い。
- 観客も、千秋楽であることを意識して、いつも以上に熱心に観劇する傾向がある。
- 千秋楽のチケットは、通常の公演よりも人気が高く、入手困難になることもある。
例文
- 明日はいよいよ千秋楽、最高の舞台を期待したい。
- 千秋楽は特別な演出があるらしいので、今から楽しみだ。
- 人気俳優の舞台は、千秋楽までチケットが売り切れていた。
類義語
- 楽日
- 最終日
- 閉幕
- 完結
- 終焉
対義語
- 初日
- 開幕
- 始動
参考URL:
千秋楽 - Wikipedia