「魔が差す」とは、一瞬、判断や行動を誤ってしまうことを表す慣用句です。
意味
- 心の中に悪魔がはいったように、ふと悪念を起こす。
- 思いもよらない出来心を起こす。
語源
- 「魔」は、もともと修行や人の善行を妨げる悪神。悪魔。転じて、怪しい力を持ち、悪をなすもの。
- 仏教では、修行者を妨害する悪魔を「魔羅(まら)」と呼びます。
使い方
- つい道を外れてしまうような、一瞬の判断ミスを表現する時に使う。
- 悪いことをしてしまった時に、言い訳として使うこともある。
例文
- 試験勉強中に、ついテレビを見てしまい、「魔が差した」と後悔した。
- つい食べ過ぎ、「魔が差した」と反省した。
類義語
- 悪意
- 悪行
- 罪
- 過ち
- 失敗
- 誘惑
- 油断
対義語
- 善意
- 善行
- 正義
- 成功
- 慎重
- 警戒
補足
「魔が差す」は、誰にでも起こり得ることです。