「四知」とは、二人の間で秘密にしていても、天、地、自分、相手が知っているので秘密は必ず漏れるというたとえ。
読み方: しち
意味:
- 二人の間で秘密にしていても、天、地、自分、相手が知っているの意。秘密は必ず漏れるというたとえ。
- 金の異称。
語源:
- 後漢書の楊震伝から。楊震が荊州刺史に赴任する際、人から金十斤を贈られたが、夜陰に紛れて贈られたため、誰も見ていないと考えた。しかし、楊震は「天知る、地知る、我知る、子知る。何ぞ知る無きと言わん」と断った故事による。
類義語:
- 天知る地知る
- 天網恢恢疎にして漏らさず
- 秘密は墓場まで
- 隠し事はできない
- 狐狸の皮を被っても、尻尾は隠せない
対義語:
- 秘密
- 秘匿
- 内密
- 表沙汰にならない
- 知られていない
例文:
- どんな秘密でも、四知には必ず漏れる。
- 彼は、四知を恐れて、誰にも秘密を漏らさなかった。
- 会社の不正経理は、四知によって明るみに出た。
使い方:
- 「四知」は、秘密は必ず漏れるということを表す際に使われます。
- 文章だけでなく、会話でもよく使われます。
その他:
- 「四知」は、日本語の慣用句です。
- 英語では、「a secret cannot be kept」、「all secrets will be revealed」、「the truth will always come out」などの表現が近い意味になります。
補足:
- 「四知」は、必ずしもネガティブな意味で使われるわけではありません。
- 秘密を守る重要性を強調する際にも使われます。
関連表現:
- 天知る地知る
- 天網恢恢疎にして漏らさず
- 秘密は墓場まで
- 隠し事はできない
- 狐狸の皮を被っても、尻尾は隠せない
参考URL:
四知(しち)とは? 意味や使い方 - コトバンク
例文:
- 彼は、四知を心得て、秘密を守り通した。
- 会社の合併話は、四知によって公になった。
- 彼の浮気は、四知によって妻に知られてしまった。
その他:
- 「四知」は、歴史的な故事に基づいた表現です。
- 故事を知っていると、より深く理解することができます。