「本末転倒」とは、物事の根本的なことと、そうでないこととを取り違えること。
読み方: ほんまつてんとう
意味:
- 物事の根本的なことと、そうでないこととを取り違えること。
- 重要なことと、どうでもよいこととの扱いが逆になっていること。
- 大切なこととつまらないことの区別がつかずに取り違えていること。
- 根本を忘れ、つまらないことにこだわっていること。
由来:
- 古くから使われている表現であり、具体的な出典は不明です。
- 中国の古典「易経」から来ていると言われています。
使い方:
- 重要なことを見失い、つまらないことにこだわっている際に使う。
- 目先のことにとらわれて、根本的な問題を解決していない際に使う。
例文:
- 成績を上げるために、塾に通わせるのは本末転倒だ。大切なのは、子供が自ら学ぶ意欲を持つことだ。
- お金儲けのために、健康を犠牲にするのは本末転倒だ。
- 環境問題を解決するためには、まず一人ひとりが意識を変えることが重要だ。本末転倒にならないよう、根本的な問題に取り組む必要がある。
類義語:
- 軽重を弁えない
- 主客転倒
- 鶏口牛後
- 捨本逐末
- 皮相
対義語:
- 重要
- 本質
- 根本
- 核心
- 本筋
参考URL:
本末転倒(ほんまつてんとう)とは? 意味・読み方・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書
補足:
- 「本末転倒」は、物事の本質を見失い、誤った方向に進んでしまうことを戒める言葉です。
- 人生や仕事において、成功するためには、何が重要なのかを常に意識することが大切です。
例文:
- 彼、仕事のことばかり考えて、家族をないがしろにするのは本末転倒だ。
- 彼女、ダイエットのことばかり考えて、体調を崩すのは本末転倒だ。
- 彼ら、目先の利益ばかり追求して、将来のことは考えていないのは本末転倒だ。
注意:
- 「本末転倒」は、自分自身の行動を振り返り、正しい方向に進むためのヒントとなる言葉です。
- 他人を批判するだけでなく、自分自身にも当てはめて考えることが大切です。
その他:
- 英語では "put the cart before the horse" や "lose sight of the forest for the trees" という表現があります。