「学びて思わざれば則ち罔し」とは、学んだことを自分で考えなければ、知識は身につかず、理解も深まらないという意味。
読み方: まなびておもわざればすなわちくら
意味:
- 学んだことを自分で考えなければ、知識は身につかず、理解も深まらない。
- 知識を活かすためには、自分で考え、理解することが重要である。
- 学ぶだけでなく、考えることも大切である。
由来:
- 孔子の教えである「論語」の一節から。
- 原文は「學而不思則罔、思而不學則殆」であり、「学びて思わざれば則ち罔し、思ひて學ばざれば則ち殆し」と読む。
使い方:
- 知識を詰め込むだけの学習は意味がないことを指摘する際に使う。
- 学んだことを活かすためには、自分で考えることが重要であることを強調する際に使う。
例文:
- ただ教科書を丸暗記するだけでは、真の理解は得られない。「学びて思わざれば則ち罔し」だ。
- 学んだことを自分の頭で考え、理解することで、知識は活かせるものになる。
- 知識と思考は車の両輪のようなもの。どちらか一方だけでは、前に進むことはできない。
類義語:
- 学思一致
- 融会貫通
- 活学活用
- 知行合一
- 実学
対義語:
- 詰め込み学習
- 丸暗記
- 独学
- 空理空論
- 机上の空論
参考URL:
3 學びて思はざれば則ち罔し
補足:
- 「学びて思わざれば則ち罔し」は、現代社会においても重要な教訓です。
- 情報があふれる時代だからこそ、情報を受け身で受け入れるのではなく、自分で考え、理解することが大切です。
例文:
- インターネットで得た情報は、鵜呑みにせず、自分で考えることが重要だ。
- 学んだことを自分の経験と結びつけることで、より深い理解につながる。
- 様々な視点から物事を考えることで、より良い判断ができる。
注意:
- 「学びて思わざれば則ち罔し」は、単に知識を批判する言葉ではありません。
- 知識を活かすためには、自分で考え、理解することが重要であることを強調する言葉です。
その他:
- 英語では "Knowledge without reflection is useless" や "Learning must be accompanied by thinking" という表現があります。