「ばつが悪い」とは、状況が不自然であるか恰好が悪いために、居づらい、気まずい、または場違いな様子。
読み方: ばつがわるい
意味:
- その場・状況の文脈において、その特定の主体の行為・状況が不自然であるか恰好が悪いために、居づらい、気まずい、または場違いな様子。
語源:
- 「ばつ」は、「場都合(その場の都合、成り行き)」の略とも、「跋(書物などの最後に書く文章)」からとも、「撥(ばち)(琵琶(びわ)・三味線などの弦を弾(ひ)く、へら状の道具)」、または「枹(ばち)(太鼓・銅鑼(どら)などを打ち鳴らす、棒状の道具)」のなまりからともいう。
使い方:
- 自分が不自然な状況にいることを自覚している様子を表現したい時に使う。
- 自分が場違いなことをしていると感じている様子を表現したい時に使う。
- 自分が恥ずかしいことをしていると感じている様子を表現したい時に使う。
例文:
- 人の秘密を聞いてしまった時、「ばつが悪い」とそそくさとその場を立ち去った。
- 友達と遊んでいる時に、偶然元カレと鉢合わせして、「ばつが悪くなった」。
- 彼は、自分が浮気していることがバレて、「ばつが悪い」様子だった。
類義語:
- 居心地が悪い
- 気まずい
- 場違い
- 恥ずかしい
- 申し訳ない
対義語:
- 居心地が良い
- 快適
- 自然
- 誇らしい
- 自慢
参考:
- ばつが悪い - ウィクショナリー日本語版: https://ja.wiktionary.org/wiki/%E3%81%B0%E3%81%A4%E3%81%8C%E6%82%AA%E3%81%84
補足:
- 「ばつが悪い」は、日本語特有の表現です。
- 英語では "feel awkward" や "feel embarrassed" など、状況に応じて様々な表現を使い分ける必要があります。