「船頭多くして船山に上る」とは、指揮する人が多すぎると、意見がまとまらず、とんでもない方向へ物事が進んでしまうことのたとえ。
読み方: せんどうおおくしてふねやまにのぼる
意味:
- 指揮する人が多すぎると、意見がまとまらず、とんでもない方向へ物事が進んでしまうことのたとえ。
- 責任者が複数いると、統率がとれなくなり、失敗に終わってしまうことのたとえ。
語源:
- 昔、船を漕ぐには、船頭と呼ばれる指揮者が一人だけいた。しかし、船頭が多すぎると、それぞれが自分の意見を主張し、船が思うように進まなくなることから。
類義語:
- 多頭政治
- 衆愚政治
- 混乱
- 無秩序
- 統率の欠如
対義語:
- 一枚岩
- 独裁
- リーダーシップ
- 統率
- 協調
例文:
- 会社の経営陣が船頭多くして船山に上り、業績が悪化してしまった。
- プロジェクトチームにリーダーが複数いるため、意見がまとまらず、進捗が遅れている。
参考URL:
船頭多くして船山に登る - ウィクショナリー日本語版
補足:
- 組織運営においては、リーダーシップと統率力が重要です。
- 責任者が複数いる場合は、役割分担を明確にする必要があります。