「手も足も出ない」とは、日本語の慣用句で、どうにも対処することができない。どうしようもないという意味を持ちます。
由来
この慣用句の由来は、定かではありませんが、いくつかの説があります。
- 説1: 捕らえられた動物が、手も足も動かせないことから、「どうにも対処することができない」という意味で使われるようになったと考えられています。
- 説2: 溺れている人が、手も足もバタつかせることができず、助けを求めることができないことから、「どうにも対処することができない」という意味で使われるようになったと考えられています。
使い方
このことわざは、主に以下の様な状況で使われます。
- 非常に困難な状況に直面し、どうすることもできない
- 問題の解決策が見つからず、途方に暮れている
- 圧倒的な力を持つ相手に立ち向かうことができない
例
- 今回の自然災害は、前代未聞の規模で、政府も「手も足も出ない」状況だ。(This natural disaster is unprecedented in scale, and the government is "at a loss".)
- 彼は、強盗に襲われてしまい、恐怖で「手も足も出なかった」。(He was attacked by a robber and was so scared that he "couldn't do anything".)
- 会社の業績は悪化の一途を辿り、社長は「手も足も出ない」状態だ。(The company's业绩 has been deteriorating rapidly, and the president is "at a loss".)
類義語
- お手上げ (oteage)
- お手上げ状態 (oteage jōtai)
- どうにもならない (dōnimo naranai)
- どうしようもない (dōshiyōmonai)
- 為す術なし (nasu sudatenashi)
対義語
- なんとかする (nantokasuru)
- 解決する (kaiketsu suru)
- 克服する (kokufuku suru)
- 打ち勝つ (uchikatsu)
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