「尻尾をつかむ」 とは、日本語の慣用句で、嘘やごまかしを暴くという意味です。
もともとは、化けていた狐や狸の尻尾をつかんで、正体を暴くというところから生まれた言葉です。
転じて、以下のような状況で使われます。
- 相手の嘘やごまかしを見破る
- 問題の核心を突く
- 責任の所在を明らかにする
例えば、
- 「彼は巧妙な嘘をついていたが、結局のところ尻尾をつかまれてしまった。」 (He tried to lie cleverly, but his lies were eventually exposed.)
- 「調査の結果、不正行為を行っていたのは彼だったことが尻尾をつかんだ。」 (The investigation revealed that he was the one responsible for the misconduct.)
- 「この問題は複雑だが、論点を絞り込めば尻尾をつかめるはずだ。」 (This issue is complex, but if we can narrow down the focus, we should be able to get to the bottom of it.)
このように、「尻尾をつかむ」は、真実を明らかにするという意味で使われることが多いです。
類義語としては、「正体を見破る」、「真相を突き止める」、「責任を問う」などがあります。対義語としては、「ごまかす」、「隠蔽する」、「責任を逃れる」などがあります。