「海の物とも山の物ともつかない」は、物事の本質や正体がつかめず、将来がどうなるか見当がつかないという意味の慣用句です。
海の物も山の物も、いずれは誰かの所有物になりますが、その時点では誰が所有するのかわからない、というところからこの表現が使われるようになりました。
具体的には、以下のような状況で使われます。
- 新しい事業の成功失敗がまだわからない
- 選挙の結果がまだ出ていない
- 人の気持ちや考えがわからない
例えば、以下のような例が挙げられます。
- この新製品が売れるかどうかはまだ海のものとも山の物ともつかない。
- 選挙の結果が出るまでは、誰が次の首相になるかわからないので、海のものとも山の物ともつかない。
- 彼は何を考えているのか、海のものとも山の物ともつかない。
「海の物とも山の物ともつかない」は、不確実性や先行き不透明な状況を表現するのに便利な慣用句です。日常会話の中で、ぜひ使ってみてください。
類義語
- 五里霧中(ごりむちゅう)
- 雲行きが怪しい(くもゆきがあやしい)
- 行方不明(ゆくえふめい)
- 朝霧がかかっている(あさぎりがかかっている)
英語表現
- be up in the air
- be uncertain
- be undecided
- be in a fog
「海の物とも山の物ともつかない」は、日本語ならではの奥深い表現です。状況に合わせて、適切な言葉を選んで使ってみましょう。
参考URL:
海の物とも山の物ともつかない(うみのものともやまのものともつかない)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書