「風の便り」とは、どこからともなく伝わってくるうわさという意味があります。
- どこからともなく伝わってくるうわさ。風聞。
- 例:
- 「まだ正式発表はされていないが、風の便りに聞いた話では、社長が交代するらしい。」
- 「あの芸能人は熱愛していると風の便りに聞いたが、本当かどうかはわからない。」
- 吹く風が伝えるもの。風の使い。
- 例:
- 「花の香を風の便りにたぐへてぞ鶯 (うぐひす) 誘ふしるべにはやる」〈古今・春上〉
どちらの意味でも、情報源がはっきりしていない ニュアンスが含まれます。
状況に応じて、適切な意味を選んで使うようにしましょう。
その他、「風の便り」の使い方として、以下のものがあります。
- ふとしたきっかけ
- 思いがけない知らせ
- 予感
これらの意味合いは、文脈によって微妙に異なる場合があります。
例文:
- 風の便りに、遠くの山火事があったと聞いた。
- 彼は、風の便りに宝くじが当たったことを知った。
- 風の便りに、明日は雨が降るらしい。
「風の便り」は、日常会話の中でよく使われる表現です。意味と使い方を理解して、上手に使ってみましょう。