「鼬ごっこ」とは、双方が同じことを繰り返すばかりで無益なことを意味する言葉です。
- 子供の遊び
意味:
2人が向かい合って、「いたちごっこ、ねずみごっこ」と唱えながら、互いに相手の手の甲をつねって自分の手をその上に載せ、それを交互に繰り返す遊びです。
語源:
「いたちごっこ」の語源は、「いたち」と「ごっこ」の2つの言葉から構成されています。
- 「いたち」は、イタチ科の哺乳類を指します。イタチは、敏捷で動きが速いため、この遊びがイタチの動きに例えられたと考えられます。
- 「ごっこ」は、子供たちが何かになりきって遊ぶ遊びの接尾語です。
遊び方:
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2人が向かい合って座ります。
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一方が「いたちごっこ、ねずみごっこ」と唱えながら、相手の手の甲をつねります。
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つねられた方は、自分の手をその上に載せます。
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これを交互に繰り返します。
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先に手を離したり、痛がって泣いたりした方が負けとなります。
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双方が同じことを繰り返すばかりで無益なこと
意味:
「鼬ごっこ」という言葉は、子供たちの遊び以外にも、双方が同じことを繰り返すばかりで無益なことという意味で使われることもあります。
使い方:
- 議論が堂々巡りになり、「鼬ごっこ」を続けているようだ。
- 政治家は、国民の生活を無視した「鼬ごっこ」を続けている。
- 会社の内部対立が続き、「鼬ごっこ」のような状況が続いている。
例文:
- 両者の意見は平行線で、「鼬ごっこ」を続けているような状態だった。
- 同じ問題について何度も話し合っているが、「鼬ごっこ」で解決の糸口が見つからない。
- チーム内のコミュニケーション不足が原因で、「鼬ごっこ」のような状況に陥っている。
1と2の違い
1と2の違いは、文脈によって区別することができます。
- 子供たちの遊びの場合は、具体的な遊びの様子が描写されます。
- 双方が同じことを繰り返すばかりで無益なことの場合は、議論や問題などの状況が描写されます。
まとめ:
「鼬ごっこ」という言葉には、子供たちの遊びと双方が同じことを繰り返すばかりで無益なことの2つの意味があります。文脈によって意味を区別し、適切に使い分けることが大切です。