「板挟みになる」とは、2つの対立する意見や立場の間で翻弄され、どうすればいいのか判断がつかない状況を指す慣用句です。
語源
「板挟み」とは、2枚の板の間に挟まれて身動きが取れなくなる状態を指します。このことから、2つの対立する勢力の間で苦しい立場に立たされる様子を表現するようになりました。
意味
「板挟みになる」は、主に以下の2つの意味合いで使われます。
- 人間関係で板挟みになる
- 例えば、夫婦喧嘩の間に立たされた子供、上司と部下の板挟みに遭った中間管理職などが、「板挟みになる」状況に該当します。
- 仕事で板挟みになる
- 例えば、異なる意見を持つ2つの部署から仕事を依頼された場合、どちらの仕事も優先したいのに、時間や人員が限られているという状況などが、「板挟みになる」状況に該当します。
例文
- 両親の離婚話で、私は「板挟み」になってしまった。
- 上司と顧客の意見が対立し、私は「板挟み」になって困っている。
- 子供の進路問題で、夫婦で意見が対立し、私は「板挟み」になっている。
類義語
- ジレンマ
- 窮地に立たされる
- 八方塞がり
- 進退窮まる
- 左右往来
対義語
- 余裕がある
- 落ち着いている
- 自信を持っている
- 堂々としている
- 主導権を握る
参考URL:
「板挟みの人」は、物事を前に進めるキーマン オモコロ編集長が見出した、白黒つけられない時代の問題解決策 - ログミーBiz