「恨み骨髄に徹す」は、深い恨みを抱くという意味のことわざです。
意味
「恨み骨髄に徹す」は、骨の髄まで染み込むような深い恨みを抱いている様子を表現します。
由来
このことわざは、中国の戦国時代の史書『史記』秦本紀に由来します。秦の始皇帝が、幼い頃に趙の商人に虐待を受けたことを恨み、大人になってから趙を滅ぼしたという故事から、深い恨みを晴らすという意味で使用されるようになりました。
使い方
「恨み骨髄に徹す」は、主に以下の2つの意味合いで使われます。
- 個人的な恨み
- 例えば、親友に裏切られたり、大切な人を亡くしたりしたときに、「恨み骨髄に徹す」という言葉が使われます。
- 国家間の恨み
- 例えば、侵略を受けた国が、侵略国に対して「恨み骨髄に徹す」という言葉を使うことがあります。
例文
- 彼は、幼い頃に両親を殺されたことを「恨み骨髄に徹し」ていた。
- 国民は、長い間続いた戦争の被害を「恨み骨髄に徹し」ていた。
注意点
「恨み骨髄に徹す」は、非常に強い恨みを表す言葉であるため、軽々しく使うべきではありません。
類義語
- 深仇大恨
- 血の復讐
- 仇を討つ
- 敵視する
- 憎悪する
対義語
- 許す
- 寛容
- 慈悲
- 思いやり
- 愛情
参考URL:
恨み骨髄に徹す(うらみこつずいにてっす)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書