「手を上げる」とは、単純に「手を持ち上げる」という意味だけでなく、状況によって様々な意味合いを持つ言葉。
- 意思表示
- 質問に答えるために手を上げる:授業中に先生に質問があることを知らせるために手を上げる。
- 立候補するために手を上げる:会議で役職に立候補するために手を上げる。
- 降参するために手を上げる:戦いで負けたことを認め、相手に勝利を譲るために手を上げる。
- 動作
- 物を持ち上げるために手を上げる:重い荷物を持ち上げるために手を上げる。
- 手を振って挨拶をするために手を上げる:遠くの人に気づいてもらうために手を上げる。
- 投降するために手を上げる:武器を捨てて敵に降伏するために手を上げる。
- 比喩表現
- 成績が上がる:テストの点数が上がって良い成績を取る。
- 人気が上がる:商品が売れて人気が高まる。
- 気温が上がる:夏の気温は高くなり、冬は低くなる。
- その他
- 手を挙げて反対する:会議で提案に反対するために手を上げる。
- 手を挙げて訴える:自分の意見を主張するために手を上げる。
- 手を挙げて感謝する:親切にしてもらったことに対して感謝の気持ちを伝えるために手を上げる。
「手を上げる」と「手を挙げる」の違い
「手を上げる」と「手を挙げる」は、どちらも「あげる」という動詞と「手」という名詞が組み合わさっていますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
- 「手を上げる」は、力強く手を上げるイメージがあり、意思表示や動作の意味合いが強い。
- 「手を挙げる」は、軽く手を上げるイメージがあり、意思表示の意味合いが強い。
例文
- 先生、質問があります。(手を挙げて)
- 彼氏は勇気を出して告白した。(手を挙げてプロポーズした)
- 今年の夏は気温が高く、エアコンが欠かせない。(気温が上がった)
- 新商品の発売が決定し、株価が上昇した。(人気が上がった)
- 彼は冤罪を訴え、無罪判決を勝ち取った。(手を挙げて訴えた)