「まんじりともしない」とは、少しも眠らないという意味の慣用句です。
語源
「まんじり」は、ちょっとの間眠るという意味の言葉です。「とも」は、少しという意味の接尾語です。「しない」は、否定を表します。
つまり、「まんじりともしない」は、ちょっとの間眠ることもないという意味になり、少しも眠らないという意味合いになります。
意味
「まんじりともしない」は、一晩中眠れないだけでなく、非常に眠れないという意味合いも含まれます。
例文
- 昨晩は興奮してしまって、まんじりともしなかった。
- 試験前になると、いつも緊張してしまって、まんじりともしない。
- 赤ちゃんは、お腹が空くと、まんじりともせずに泣いてしまう。
使い方
「まんじりともしない」は、睡眠不足や不眠症などの状態を表す際に使われます。また、興奮や心配などの感情で眠れない様子を表す場合にも使われます。
類義語
- 一睡もできない
- 寝られない
- 不眠
- 不眠症
- 寝つきが悪い
- 途中で目が覚める
- 朝早く目が覚める
- 昼寝ができない
- 眠れない夜
英語訳
- be unable to sleep
- not sleep a wink
- have insomnia
- suffer from insomnia
- have trouble falling asleep
- wake up in the middle of the night
- wake up early in the morning
- be unable to nap
- have a sleepless night
その他
「まんじりともしない」は、ネガティブな印象を与える表現なので、使う際には注意が必要です。
例:
- 台風が近づいていて、心配でまんじりともしなかった。
- 昨晩は徹夜で仕事をしてしまい、今日は頭がボーッとする。
- 最近、ストレスが溜まっていて、まんじりともしない夜が続いている。
「まんじりともしない」は、日常会話や文章の中で様々な場面で使われる便利な慣用句です。しかし、意味と使い方を理解して、適切な場面で使われるようにしましょう。