「裏目に出る」とは、良い結果を期待して行ったことが、かえって悪い結果になってしまうという意味の慣用句です。
語源
「裏目」は、サイコロなどの賭博具で、表に出た目とは反対側の目(例えば、1に対して6)のことです。
つまり、「裏目に出る」は、サイコロで裏目が出ることから転じて、期待していた通りの結果にならないことという意味になりました。
意味
「裏目に出る」は、努力が無駄になってしまうことや、逆効果になってしまうことなどを表します。
例文
- せっかくダイエットをしたのに、逆に太ってしまった。これは裏目に出たね。
- 彼に告白したら、振られてしまった。裏目に出ちゃったよ。
- 新しい広告キャンペーンを始めたのに、売り上げが下がってしまった。裏目に出たようだ。
使い方
「裏目に出る」は、期待していた結果にならない場合によく使われます。
類義語
- 逆効果
- 水の泡
- 徒労
- 空振り
- 失敗
- 計算違い
- 見当違い
- 策が裏目に出る
- 皮肉な結果になる
英語訳
- backfire
- have the opposite effect of what was intended
- be counterproductive
- be in vain
- go for naught
- fall flat
- miscalculate
- misfire
- be ironic
- backstab
その他
「裏目に出る」は、ネガティブな印象を与える表現なので、使う際には注意が必要です。
- 自分の責任であることを示唆している表現なので、謙虚な態度で使うことが大切です。
- 深刻な状況ではない場合に使うと、大げさに聞こえてしまう可能性があります。