「非の打ち所がない」とは、欠点や難点が見当たらないことを意味する慣用句です。
語源
「非の打ち所がない」は、江戸時代の武士社会で使われていた言葉が由来とされています。
当時、武士は刀で敵と戦っていたので、刀で突いたり斬ったりできないほど完璧な防御をしていることを「非の打ち所がない」と表現していました。
意味
現代では、「非の打ち所がない」は、以下のような意味で使われます。
- 欠点や難点が見当たらない
- 完璧である
- 申し分ない
- 文句のつけようがない
例文
- 彼女は容姿端麗で性格も良く、非の打ち所がない。
- 彼の仕事ぶりは非の打ち所がなく、いつも周囲から尊敬されている。
- この商品は性能もデザインも非の打ち所がない。
使い方
「非の打ち所がない」は、人を褒めたり、物事を評価したりするときに使います。
- 本心で褒めている場合は、真面目な表情で伝えることが大切です。
- 皮肉めかして使うこともできますが、相手を傷つけないように注意が必要です。
類義語
- 完璧
- 文句なし
- 文句のつけようがない
- 申し分ない
- 卓越している
英語訳
- flawless
- perfect
- impeccable
- irreproachable
- beyond reproach
その他
「非の打ち所がない」は、非常に高評価を与える表現です。
- 軽々しく使ってはならない表現です。
- 本当に「非の打ち所がない」と思うものに対してのみ使うようにしましょう。
「非の打ち所がない」は、日常会話や文章の中で比較的よく使われる表現です。
- 誰かを褒めたいときに、覚えておくと役立つでしょう。
しかし、意味と使い方を理解して、適切な場面で使われるようにしましょう。
参考URL:
非の打ち所が無い(ひのうちどころがない)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書