「肩透かしを食う」は、期待していたことが実現されず、拍子抜けすることを意味する慣用句です。
語源
「肩透かし」は、相撲の決まり手の一つで、相手が押し返してくるところを身をかわし、相手の肩口をはたいて引き落とす技です。「食う」は、ここでは、好ましくないことを身に受ける意で、「大目玉を食う」「門前払いを食う」などと使う。
意味
「肩透かしを食う」は、以下のような意味で使われます。
- 期待していたことが実現されず、拍子抜けする
- 楽しみにしていたイベントが中止になる
- 昇進や昇格など、期待していたことが叶わない
例文
- 新商品の発売が延期になり、肩透かしを食ってしまった。
- チームは優勝候補だったのに、まさかの初戦敗退で肩透かしを食った。
- 彼には、大きな仕事を任されると思っていたのに、肩透かしを食ってしまった。
使い方
「肩透かしを食う」は、自分が期待していたことが実現されなかったことを表現するときに使う表現です。
- 期待していたことが本当に実現されなかったことを強調したい場合は、「とても肩透かしを食った」のように言うことができます。
- 軽い気持ちで使うこともできますが、相手が本当に楽しみにしていたことを台無しにしてしまった場合は、誠意を持って謝罪する必要があります。
類義語
- 期待外れ
- 拍子抜け
- 期待が裏切られる
- 期待が膨らむ
- 期待が大きい
英語訳
- be let down
- be disappointed
- have one's hopes dashed
- have one's expectations fall flat
- be underwhelmed
その他
「肩透かしを食う」は、日常会話で比較的よく使われる表現です。
- 意味を理解しておくと、自分の期待をコントロールし、失望を防ぐことができるでしょう。
例
- Aさん:「楽しみにしていた旅行が中止になったんだって。肩透かしを食ったね。」
- Bさん:「そうなんだ。本当に楽しみにしていたのに。とても肩透かしを食ったよ。」
「肩透かしを食う」は、誰にとっても起こり得ることです。