「満面朱を注ぐ」とは、怒りで顔が真っ赤になるという意味の慣用句です。
語源
この言葉は、「朱(しゅ)」という色を「注ぐ(そそぐ)」という動作に例えたものです。「朱」は、赤色の中でも特に鮮やかで濃い色を指します。
比喩表現
怒りで顔が真っ赤になる様子を、まるで朱色を顔全体に注いだかのように表現しているのです。
使い方
「満面朱を注ぐ」という言葉は、以下のような場面で使われます。
- 何か腹を立てて、顔が真っ赤になっている人を見たとき
- 怒りで顔を真っ赤にして、大声で怒鳴っている人を見たとき
例文
- 上司に怒られて、満面朱を注いでいた。
- 子供が宿題を忘れて、母親に満面朱を注がれた。
- 審判の判定に腹を立て、選手は満面朱を注いでいた。
注意点
「満面朱を注ぐ」という言葉は、怒っている様子を強調する表現なので、相手を不快にさせる可能性があります。
使う場合は、状況をよく判断して、適切な表現を選ぶようにしましょう。
類義語
- 顔を真っ赤にする
- 真っ赤になる
- 怒りで顔を充血させる
- 怒りで震える
- 怒鳴りつける
対義語
- 青ざめる
- 顔色を失う
- 蒼白になる
- 怯える
- 震える
「満面朱を注ぐ」という言葉は、怒りの感情を表現するのに効果的な言葉です。
しかし、使い方には注意が必要なので、状況をよく判断して適切な表現を選ぶようにしましょう。