「鼻っ柱が強い」とは、自分の意見を強く主張し、譲らない性格を表す慣用句です。「鼻っぱしが強い」とも表現されます。
語源
「鼻っ柱」は、鼻の正面にある骨を指します。この部分が硬くて強いことから、「自分の意見を曲げない頑固さ」を表現するようになったと考えられています。
意味
「鼻っ柱が強い」人は、自分の考えに自信を持っているため、たとえ周囲から反対されても、自分の意見を曲げることがありません。
また、正義感が強く、不正を見過ごすことができないという側面もあります。しかし、頑固で融通がきかないと捉えられ、周囲から敬遠されることも少なくありません。
使い方
「鼻っ柱が強い」は、主に人物に対して使われます。
- 例:
- 彼は鼻っ柱が強いので、上司の意見にも耳を貸さない。
- 彼女は鼻っ柱が強くて、いつも自分の意見ばかり押し通す。
- 彼には鼻っ柱が強いところがあるけど、憎めない奴だ。
類義語
- 頑固
- 負けず嫌い
- 一徹
- 偏屈
- 独断専行
注意
「鼻っ柱が強い」という言葉は、褒め言葉ではなく、どちらかというと批判的な意味合いで使われることが多いです。
人を形容する際に使う場合は、相手との関係性や状況に注意する必要があります。