「鼻っ柱をへし折る」とは、傲慢な人や自信過剰な人の態度を改めさせるという意味の慣用句です。具体的には、以下のような意味合いがあります。
- 相手の高慢な態度を打ち砕く
- 相手の自信をくじく
- 相手を謙虚にさせる
- 相手を懲らしめる
「鼻っ柱をへし折る」の由来
この慣用句の由来は、江戸時代の武士の決闘に由来すると言われています。
武士にとって、刀は非常に重要な武器であり、鼻っ柱は刀を構える際に邪魔になる部位でした。そのため、相手を打ち倒す際には、鼻っ柱をへし折ることがあったのです。
これが転じて、傲慢な人や自信過剰な人の態度を改めさせるという意味で使われるようになりました。
「鼻っ柱をへし折る」の使い方
「鼻っ柱をへし折る」は、以下のような場面で使われます。
- 傲慢な態度を取る人に対して
- 自信過剰な発言をする人に対して
- 調子に乗っている人に対して
例文
- 新入社員が偉そうに振る舞っていたので、先輩が鼻っ柱をへし折ってやった。
- 彼はいつも自分の意見ばかり押し通すので、誰か鼻っ柱をへし折ってほしい。
- 最近調子に乗っていた彼女だが、昨日の試合で負けて鼻っ柱をへし折られたようだ。
「鼻っ柱をへし折る」の類義語
「鼻っ柱をへし折る」の類義語には、以下のようなものがあります。
- 懲らしめる
- 痛い目に遭わせる
- 反省させる
- 謙虚にさせる
- 調子を下げさせる
「鼻っ柱をへし折る」の英語表現
「鼻っ柱をへし折る」にぴったりの英語表現はありませんが、以下のような表現で意味を伝えることができます。
- "To take someone down a peg or two."
- "To humble someone."
- "To bring someone down to earth."
- "To knock someone off their high horse."
- "To put someone in their place."
まとめ
「鼻っ柱をへし折る」は、傲慢な人や自信過剰な人の態度を改めさせるという意味の慣用句です。
この慣用句を使う際には、相手を傷つけたり、人格を否定したりしないように注意する必要があります。あくまでも、相手を謙虚にさせることが目的であることを忘れずに使いましょう。
参考URL:
鼻っ柱を圧し折る(はなっぱしらをへしおる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書