「蜘蛛の子を散らす」とは、大勢の人や物が、四方八方に散り散りに逃げ去る様子を比喩的に表した言葉です。
語源
この言葉の語源は、蜘蛛の巣に生息する蜘蛛の子が、巣に危険が迫ると糸を出して四方八方に散る様子から来ていると言われています。
意味
「蜘蛛の子を散らす」という言葉は、主に以下の2つの意味で使われます。
- 大勢の人や物が、四方八方に散り散りに逃げ去る様子
- 物がばらばらになる様子
例文
- 警察官が現れると、悪者たちは蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。
- 地震が発生すると、人々は蜘蛛の子を散らすように家から飛び出した。
- 爆発の衝撃で、ガラスが蜘蛛の子を散らすように飛び散った。
その他
「蜘蛛の子を散らす」という言葉は、「慌てて逃げ惑う様子」という意味でも使われます。
まとめ
「蜘蛛の子を散らす」という言葉は、「大勢の人や物が、四方八方に散り散りに逃げ去る様子」を比喩的に表した言葉です。覚えておくと、文章表現を豊かにすることができます。
補足
「蜘蛛の子を散らす」という言葉は、「敵が敗北して四散する様子」という意味でも使われることがあります。しかし、この意味で使われる場合は、「戦場」などの限定的な場面に限られます。
類義語
- 四方八方に散る
- 逃げ惑う
- 飛び散る
- 潰えて逃げる
- 一目散に逃げる
対義語
- 一斉に集まる
- 寄り集まる
- 群がる
- 密集する
- 肩を寄せ合う