「身につまされる」とは、他人の不幸や苦しみなどを、自分のことのように感じて心が痛むという意味の慣用句です。
語源
「身につまされる」という言葉は、「つまされる」という動詞が変化したものです。「つまされる」は、「強く心を動かされる」という意味の動詞で、「身につまされる」は、この意味をより強く表した言葉と言えます。
意味
「身につまされる」という言葉は、他人の不幸や苦しみなどを、自分のことのように感じて心が痛むという意味で使われます。具体的には、以下のような状況で使われます。
- ニュースで見た、貧困や戦争に苦しむ人々の姿を見て、「身につまされる」思いがした。
- 友人から、家族を亡くしたという話を聞いて、「身につまされる」思いがした。
- 歴史上の悲劇について学んで、「身につまされる」思いがした。
例文
- 彼の話を聞いて、私も「身につまされる」思いがした。
- この映画は、とても「身につまされる」内容だった。
- 私たちは、もっと他人の気持ちを理解して、「身につまされる」思いをする必要がある。
注意
「身につまされる」という言葉は、相手に対して失礼にならないように使う必要があります。特に、相手が実際に苦しんでいる状況であれば、軽々しく使ってはいけません。
類義語
- 胸を打たれる
- 心を痛める
- 共感する
- 同情する
- 哀れを感じる
対義語
- 無関心である
- 冷淡である
- 無慈悲である
- 冷たい
- 無情である
まとめ
「身につまされる」という言葉は、他人の不幸や苦しみなどを、自分のことのように感じて心が痛むという意味の慣用句です。使う際は、相手に対して失礼にならないように、状況をよく考えてから使うようにしましょう。