「理屈と膏薬はどこへでも付く」とは、日本語のことわざで、 理屈をつけようと思えば、どんなことにもつけることができるという意味を持っています。
意味
- 理屈をつけようと思えば、どんなことにもつけることができる。
- 言い訳や屁理屈は、どんな状況でもいくらでも作ることができる。
言い換え
- 理屈は後からいくらでもつけられる
- 膏薬は万能薬ではない
- 屁理屈は通用しない
由来
このことわざの由来は、江戸時代の狂歌師、大田蜀山人の著書「蜀山百句」にある「理屈と膏薬は爰処へも付く」という一節です。
例
- 彼はいつも自分の失敗を棚に上げて、理屈ばかり並べる。
- 彼女は約束を破ったことを棚に上げて、言い訳ばかりする。
- 理屈を並べても、真実は隠せない。
注意点
このことわざは、必ずしも悪い意味で使われるわけではありません。例えば、難しい問題を解決するために、様々な理屈を立てるというような場合は、ポジティブな意味で使われます。
しかし、一般的には、言い訳や屁理屈を正当化するような意味で使われることが多いことわざです。
類義語
- 屁理屈
- 言い訳
*詭弁 - 強弁
- こじつけ
対義語
- 正直
- 真実
- 論理
- 筋道
例文
- 彼はいつも理屈と膏薬で、自分の行動を正当化しようとする。
- 彼女は試験に落ちたことを棚に上げて、理屈ばかり並べている。
- 理屈と膏薬はどこへでも付くとはよく言ったものだ。
まとめ
「理屈と膏薬はどこへでも付く」は、人間の狡猾さや弱さを表した、皮肉めいたことわざです。このことわざを理解することで、人の言動をより深く理解することができるでしょう。
参考URL:
理屈と膏薬は何処へでも付く | 会話で使えることわざ辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス