「無理もない」とは、ある状況や行動が当然であること、もっともであることを意味する表現です。「もっともだ」「当然だ」と同意を表す言葉として使われます。
語源
「無理もない」は、江戸時代頃に生まれた表現とされています。「無理」という言葉と「ない」という言葉が組み合わさってできた言葉です。
「無理」という言葉には、「道理に合わないこと」「実現するのが難しいこと」という意味があります。一方、「ない」という言葉には、「存在しないこと」「できないこと」という意味があります。
「無理もない」という言葉は、これらの意味を組み合わせて、「道理に合わないことや実現するのが難しいことがない」という意味を表していると考えられます。つまり、ある状況や行動が当然であること、もっともであることという意味になるのです。
使い方
「無理もない」は、ある状況や行動に対して共感や理解を示す際に使われます。以下のような例文があります。
- 例文
- 長時間働いていれば、疲れて当然だ。無理もない。
- 試験勉強を怠っていたら、点数が悪くて当然だ。無理もない。
- 経済状況が悪ければ、節約するのは当然だ。無理もない。
類義語
- もっともだ
- 当然だ
- 当然のことだ
- 当然といえば当然だ
- 無理からぬことだ
- 不思議ではない
- 当然の成り行きだ
英語表現
- It's no wonder.
- It's only natural.
- It's understandable.
- It's to be expected.
- It's no surprise.
まとめ
「無理もない」は、ある状況や行動に対して共感や理解を示す際に使える便利な表現です。目上の人に対して使うこともできます。
以下は、「無理もない」を使った例文です。
例文1
連日の残業で疲れが溜まっているのは、無理もない。
例文2
十分な勉強をしていないのに、テストで高得点を取るのは無理もない。
例文3
物価が高騰している昨今、節約するのは無理もない。