「足を運ぶ」とは、わざわざある場所へ行くという意味の慣用句です。「訪れる」「出かける」「行く」などの言葉と似た意味ですが、「足を運ぶ」には、自分の意志で、意図的にその場所へ行くというニュアンスが含まれています。
語源
「足を運ぶ」の語源は、「足」と「運ぶ」という言葉から成り立っています。
- 「足」は、歩くための体の部位を指します。
- 「運ぶ」は、ある場所から別の場所へ移すという意味の動詞です。
「足を運ぶ」という言葉は、これらの意味を組み合わせて、自分の足で歩いて、ある場所へ行くという意味を表していると考えられます。
意味
「足を運ぶ」は、単にその場所へ行くだけでなく、わざわざその場所へ行くという意味合いが強いです。時間や労力をかけて、自分の意志で行くというニュアンスが含まれています。
使い方
「足を運ぶ」は、相手が自分の場所へ来てくれたことに対する感謝の気持ちを伝える際によく使われます。以下のような例文があります。
- 例文
- ご遠方からお越しいただき、ありがとうございます。わざわざ足を運んでいただいて、本当に嬉しいです。
- 新しいお店がオープンしたので、ぜひ足を運んでみてください。
- 私の拙宅へようこそ。お忙しい中、足を運んでいただき、ありがとうございます。
類義語
- 訪れる
- 出かける
- 行く
- 来る
- 立ち寄る
- 赴く
英語表現
- come (to a place)
- visit (a place)
- go (to a place)
- attend (an event)
- drop by (a place)
まとめ
「足を運ぶ」は、わざわざある場所へ行くという意味の慣用句です。相手が自分の場所へ来てくれたことに対する感謝の気持ちを伝える際によく使われます。目上の人に対して使うこともできます。
以下は、「足を運ぶ」を使った例文です。
例文1
明日は、友達の家へ遊びに行くので、久しぶりに足を運ぶ。
例文2
毎年、お盆には実家へ帰省して、家族と顔を合わせるようにしている。今年は久しぶりに、祖父母の家にも足を運ぶ予定だ。
例文3
新しくできたカフェが評判らしいので、今度の日曜日に足を運んでみようと思う。