「癪に障る」とは、腹が立つ、不快に思うという意味の慣用句です。
語源
「癪」は、本来、胸や腹に起こる発作的な激痛を指す言葉でした。それが転じて、「不快感」「イライラ」という意味で使われるようになったと考えられています。
意味
「癪に障る」は、主に、以下のような状況で使われます。
- 誰かの言動によって、不快な気持ちになったとき
- 理不尽なことに腹が立ったとき
- 思い通りにならないことがイライラするとき
使い方
「癪に障る」は、以下のようなように使われます。
- 「上司の説教が、いちいち癪に障る。」
- 「近所の人の犬の吠え声が、朝から晩まで癪に障る。」
- 「試験に落ちたことが、今でも癪に障っている。」
類義語
「癪に障る」の類義語としては、「腹が立つ」「イライラする」「むかつく」「頭に来る」などがあります。
例文
以下、「癪に障る」を使った例文です。
- 例文1: 新入社員の態度が、生意気 and 癪に障る。
- 例文2: 渋滞で予定が狂い、すっかり癪に障ってしまった。
- 例文3: 子供の宿題を教えるのが、最近どうも癪に障る。
その他
「癪に障る」は、比較的口語的な表現なので、フォーマルな場面では使う避けたほうが良いでしょう。