「鼻に付く」とは、匂いが強烈で不快に感じるという意味。
- 匂いが強烈で不快に感じる
強い芳香料やタバコの煙など、不快な匂いが鼻をつく様子を表します。比喩的に、「人の言動などが鼻につく」という意味でも使われます。
例文
- 香水がきつすぎて、鼻につく。
- 彼の自慢話は、鼻につく。
- 飽きてイヤになる、人の振る舞いなどが鬱陶しく感じられる
同じことを何度も繰り返したり、わざとらしい態度を取ったりする人が、不快に感じられる様子を表します。
例文
- 彼のナルシストな態度は、鼻につく。
- 毎日同じ話を聞かされると、鼻につく。
語源
「鼻に付く」の語源は、「強い匂いが鼻を刺激する」というところから来ていると考えられています。鼻は、人間にとって非常に敏感な器官であり、不快な匂いを嗅ぎ取ると、それを排除しようとします。そのため、「鼻に付く」という言葉は、「不快なものに対して拒否反応を示す」という意味合いを持っています。
類義語
「鼻に付く」の類義語としては、「うっとうしい」「煩わしい」「鼻につく」「鼻持ちならない」「鼻につく」などがあります。
使い方
「鼻に付く」は、主に以下のような状況で使われます。
- 誰かの言動によって、不快な気持ちになったとき
- 理不尽なことに腹が立ったとき
- 思い通りにならないことがイライラするとき
例文
- 上司の説教が、いちいち鼻に付く。
- 近所の人の犬の吠え声が、朝から晩まで鼻に付く。
- 試験に落ちたことが、今でも鼻に付いている。
その他
「鼻に付く」は、比較的口語的な表現なので、フォーマルな場面では使う避けたほうが良いでしょう。
まとめ
「鼻に付く」は、「不快なものに対して拒否反応を示す」という意味を持つ慣用句です。使う場合は、正しい意味を理解した上で、適切な場面で使うように注意しましょう。