「身の程知らず」とは、日本語のことわざで、自分の能力や立場をわきまえずに、身の丈に合わないことをしようとする様子を意味します。
具体的には、以下のような状況で使われます。
- 自分の能力や経験に合わない仕事をしようとする
例: 料理の経験がないのに、いきなり高級レストランでシェフとして働こうとするのは、「身の程知らず」だ。 - 自分の立場をわきまえずに、偉そうに振る舞う
例: 部長に昇進したばかりなのに、周りの社員に命令ばかりするような人は、「身の程知らず」だと思われる。 - 身の丈に合わない金遣いをしようとする
例: 収入に見合わない高級車をローンで購入しようとするのは、「身の程知らず」だ。
「身の程知らず」は、傲慢さや無謀さを表現する言葉として使われます。
用例
- 彼は自分の実力に合わない挑戦をして、失敗してしまった。まさに「身の程知らず」だったと言えるだろう。
- 彼女は社長の娘という立場を鼻にかけ、周りの人を見下していた。そんな態度はまさに「身の程知らず」だ。
- 彼はギャンブルで大金を儲けたことで調子に乗り、派手な生活を送っていた。しかし、そんな生活は長く続かず、結局借金まみれになってしまった。まさに「身の程知らず」な結末だった。
類義語
- 分不相応
- 僭越
- 傲慢
- 無謀
- 浅はか
対義語
- 謙虚
- 控えめ
- 分をわきまえる
- 慎重
- 思慮分別