「灰燼に帰す」とは、建物などが燃え尽きて跡形もなくなるなどの意味を持つ慣用句です。
- 建物などが燃え尽きて跡形もなくなる
- 努力や計画などがすべて無駄になり、何も残らない
- 完全に消滅する
読み方
- かいじんにきす
語源
- 「灰燼」は、灰と燃えさしのことで、「何も残らない状態」を表します。
使い方
-
「灰燼に帰す」は、主に以下の2つの意味で使われます。
- 建物などが燃え尽きて跡形もなくなる
例:
強風にあおられた火災は、瞬く間に街を灰燼に帰した。
戦争によって、多くの都市が灰燼に帰した。
* 努力や計画などがすべて無駄になり、何も残らない
例:
長年の努力が、たった一つのミスで灰燼に帰してしまった。
彼の計画は、資金不足によって灰燼に帰した。
類義語
- 烏有に帰す
- 水泡に帰す
- 夢幻泡影
対義語
- 永久不滅
- 不朽
例文
- 火山噴火によって、村は灰燼に帰した。
- 会社の倒産によって、彼の夢は灰燼に帰した。
- 長年の研究が、一瞬の事故で灰燼に帰した。
注意点
- 「灰燼に帰す」は、ネガティブな意味を持つ慣用句です。
- 使用する際は、文脈に注意が必要です。