「百里を行く者は九十を半ばとす」とは、物事を最後までやり遂げるためには、最後まで気を抜かずに努力し続けることが重要であることを意味する、中国の故事成語から生まれた日本語のことわざです。
故事成語
このことわざは、紀元前4世紀の戦国時代の秦という国の武王に関する逸話から生まれたと言われています。武王は激戦の末に隣国の韓を打ち破り、得意になっていた。ある人が武王に、「百里を行く者は九十を半ばとす」という言葉を使って、驕りを戒めたという故事成語に基づいています。
意味
「百里を行く者は九十を半ばとす」には、以下のような意味合いが含まれます。
- どんなに難しい目標でも、最後まで諦めずに努力すれば達成できる
- ゴールにたどり着くためには、最後まで気を抜かずに集中し続けることが大切
- 油断は禁物
使い方
「百里を行く者は九十を半ばとす」は、以下のような状況で使われます。
- 大きな目標に向かって努力している人に対して、励ましの言葉として使う
- 最後まで気を抜かずに努力することの大切さを説きたいとき
- 油断して失敗してしまったことを反省したいとき
例
- 受験勉強を頑張っている息子に、「百里を行く者は九十を半ばとす」だから、最後まで諦めずに努力しなさいと励ました。
- 仕事のプロジェクトが大変でも、「百里を行く者は九十を半ばとす」だから、最後まで気を抜かずに頑張ろう。
- 以前、油断して大事な仕事を失敗してしまった。今度こそは「百里を行く者は九十を半ばとす」を肝に銘じて、最後までやり遂げよう。
類義語
- 継続は力なり
- 最後までやり遂げる
- 諦めない心
- 忍耐力
- 根性
対義語
- 中途半端
- 諦める
- 油断
- 気の緩み
- 甘え
まとめ
「百里を行く者は九十を半ばとす」は、物事を最後までやり遂げるためには、最後まで気を抜かずに努力し続けることが重要であることを意味する、日本語のことわざです。どんな目標を達成するためにも、最後まで諦めずに努力を続けましょう。
このことわざを教訓に、
- 大きな目標に向かって、計画的に努力を続ける
- 途中で困難に直面しても、諦めずに挑戦し続ける
- 最後まで気を抜かずに、集中して取り組むように心がけましょう。
参考URL:
百里を行く者は九十を半ばとす(ひゃくりをゆくものはくじゅうをなかばとす)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書