「八百長」とは、勝負事において事前に勝敗を打ち合わせておき、表面だけ真剣に勝負を争うように見せかけることを意味します。転じて、一般に、前もって示し合わせておきながら、さりげなくよそおうこと。なれあいとも使われます。
語源
「八百長」の語源には諸説ありますが、一般的には以下の2つが有力とされています。
- 江戸時代の相撲:江戸時代の相撲では、八百長と呼ばれる八百屋の長兵衛という人物が、相撲の年寄と碁を打ち、名手にも関わらず手を抜いて勝負していたことから、八百長と呼ばれるようになったという説。
- 八百屋と長兵衛:八百屋の長兵衛という人物が、相撲の年寄と碁を打ち、名手にも関わらず手を抜いて勝負していたことから、八百長と呼ばれるようになったという説。
意味
「八百長」には、以下のような意味合いが含まれます。
- 勝負事において、事前に勝敗を打ち合わせておくこと
- 表面だけ真剣に勝負を争うように見せかけること
- 不正行為
- 欺き
使い方
「八百長」は、以下のような状況で使われます。
- 不正な試合について話しているとき
- そのような試合を批判したいとき
- 自分自身が行った不正行為を反省したいとき
例
- あの試合は八百長だったらしい。
- 八百長はスポーツマンシップに反する行為だ。
- 私は若い頃、八百長をしてしまったことを後悔している。
類義語
- インチキ
- 不正
- イカサマ
- 談合
- 癒着
対義語
- フェアプレイ
- 正々堂々
- 真剣勝負
- 水平
- 公平
まとめ
「八百長」は、勝負事において不正行為を行うことを意味する言葉です。スポーツに限らず、あらゆる場面において不正行為は許されるべきではありません。
このことわざを教訓に、
- 常にフェアプレイを心がける
- 不正行為を許さない
- 真実を貫く
ように心がけましょう。
参考URL:
八百長(やおちょう)とは? 意味や使い方 - コトバンク