「仏頂面」とは、無愛想でしかめっ面をしている様子を表す言葉です。「仏」は仏教の仏像を指し、「頂面」は顔のてっぺんという意味です。仏像は怒ったような表情をしていることが多いことから、しかめっ面を「仏頂面」と表現するようになったと考えられます。
例文
- 上司がいつも仏頂面なので、社員たちは萎縮してしまう。
- 子供が駄駄をこねて、母親は仏頂面になった。
- 試験に落ち込んで、彼は仏頂面で家に帰ってきた。
「仏頂面」は、「しかめっ面」や「不機嫌そう」などの言葉と似た意味を持っていますが、より強い怒りや不機嫌さを表すニュアンスがあります。
「仏頂面」の類似表現
- しかめっ面
- 不機嫌そう
- 不機嫌
- 怒り顔
- しかめ面
- 不貞腐った顔
- 青瓢箪
- 馬面
「仏頂面」の英語表現
- sullen
- grumpy
- sulky
- scowling
- dour
- morose
「仏頂面」は、状況や文脈によって、様々な意味合いを持つことができます。例えば、冗談で「今日は仏頂面だね」と言うこともあれば、本気で怒っていることを表すために「仏頂面で一言も喋らない」と言うこともあります。
「仏頂面」の使い方には注意が必要です。相手を不快にさせないように、状況や文脈をよく考えて使うようにしましょう。